湯谷温泉とは
愛知県新城市にある温泉街で開湯は1300年前(西暦700年)とされている。「開湯伝説」によれば鳳来寺山の開祖、利修仙人によって発見。また「長篠村史」には仙人が温泉の効力の助けもあって308歳まで生きたという記録も
現在でも宇連川沿いに7件もの旅館やホテルが並び、レトロな温泉街として人気を博している
湯谷温泉の渓谷
温泉街の南にある大きな無料駐車場から散策をスタート。駐車場に足湯施設があったけどコロナ対策かこの日は利用できず
すぐに眺めのいいスポットがあっていきなり温泉街を望む絶景を楽しめた
歩道が川の岩まで繋がっていて、歩いて渓谷の中に入れる
岩の最も高いところからの眺めが素晴らしい
のぞき淵といわれるところ。水がキレイすぎて深さがリアルで怖い
こんな感じでギリギリ岸と繋がってる部分も。それなりに足腰強くないとちょっと危ないかも
田舎茶屋まつや
昔風の建物の中で山のまちならではの料理が楽しめる
そば700円。そば自体は素朴な感じ。むしろ付いてくる漬物の方が山料理らしくて”隠れた主役”といえるかもしれない
五平餅300円。自分も愛知の人間なのでそこらじゅうの五平餅を知ってると思うけど、ここのがトップのおいしさ。味噌がベロンとついているんだけどそれでいてしっかり焼いてある感じ。五平餅に慣れた自分でも、また食べたい味!
みそでんがく300円。味噌は同じものなので当然こちらもおいしい!
お店の前には飯田線の踏切が。上り下り合わせても1時間に1本くらいのペースでしかこないから踏切につかまるのはまあまあレア
湯谷温泉駅周辺
今でも運営できている温泉街とはいえ昭和の全盛期ほど賑わってはいないようで廃墟っぽい場所もチラホラ
湯谷温泉に来る人はレトロを求めているフシがあるのでこういう風景はむしろ観光資源になり始めている
お店の前にツバメのフン注意のスポットが。本当にお店の真ん前だからツバメ鑑賞ポイントみたいになってた
見上げるとちゃんとツバメがいた
江戸時代後期に出された村からのお触書きがあった
内容は「しっかり働け。博打はするな。不審者は泊めるな。贅沢するな。美人でも節制出来ない妻とは別れろ」という内容。最後のルールだけは大きなお世話な気がする
湯谷温泉駅
電車で来るならこの駅で降りることになる。駅はこじんまりしてるけどそれなりにキレイ。中途半端に新しくて物足りないかも
旅館
今回泊まった旅館はここ。湯谷温泉の中ではやや小規模な部類だと思う。料理の写真撮るのすっかり忘れたけど、新鮮じゃなきゃ出せないという川魚料理が特徴的だった
温泉街の上流
このあたりの宇連川は「板敷川」とよばれる独特の形状。平らな岩に広く浅く川が流れている
川の中に川があるような形状の場所も
地図にラーメン屋と書いてあったので期待したけどもうやってなかった
道を通すために岩を削ったのかな
川の西側の道は細くて見晴らしがいいので歩くのにもってこい
この店も多分やってない、と思う
望月街道
明治時代に望月という人が私財を投じて開設した道で、槙原駅あたりの宇連川の西側14㎞にのびている
槇原トンネルのRPG感すごい
謎のカウント
飯田線の槙原駅を降りるとすぐにこの景色!
※後日、車でさらに先の望月街道に迷い込んだ時の様子がこちら。車道扱いなのに道細すぎ
別所街道
帰り道は宇連川の東側を走っている別所街道で。
こちら側の方が交通量多いのでヤナやスーパー銭湯など大型観光施設が多い
流行った時期がある分、衰退ぶりもすごい
広く廃墟になってるところもあって雰囲気たまらない
郵便局がやけにステキ!
まとめ
全体的に宿泊料金が安くて、コスパが高いのも魅力。「体や心を休めたいなー」というくらいの気軽な感覚で足を運んでもぜんぜん大丈夫なゆるめの雰囲気がイイ
それでいて外を歩けばレトロマニアも自然マニアも満足できること請け合いの景色ばかり。色んな意味で今いい具合に仕上がっているので、ぜひぜひ行ってみてほしい温泉街です!