ダッチオーブンはその名の通りオーブン調理ができることに加えて、鍋料理や燻製料理も出来る優れものです。炭火だけでなく焚火でも使えることがアウトドア的に一番のポイントな気がします
逆にウイークポイントはその圧倒的な重さ。荷物を減らして行きたいキャンプの際には真っ先にリストラされる運命です
ダッチオーブン料理は調理時間がかかるものばかりなので、BBQの中盤に料理が完成することになりメインディッシュを担うケースが多いです
注意点として、安定した火力で調理するためには直径20cm以上の大きさがあった方が良く、そうなると一度に4人前以上の料理が完成するということになります。一人分を作るのは難しいです
(ちなみに自分が使っているのは25cmのものです)
スタッフドチキン
「スタッフド」というのは英語で「詰めた」という意味で、「スタッフドチキン」は丸鶏のお腹にお米や野菜を詰めて焼いた料理のことです。詰めた具材に脂の旨味がしみ込むのが特徴
とはいえダッチオーブンで作ると底に鶏の脂が流れていき、それを野菜が吸うことになるので、外の具材も中の具材もそしてもちろん鶏本体もすべておいしく食べることができます
味付けは塩コショウだけでも鶏の旨味と相まって美味しく仕上がります。それに加えて各種ドレッシングを使うことでアクセントの効いた味になります。和風でもゴマでもフレンチでもドレッシングならどれでも良い味になると思います
◎材料
丸鶏 ―― 1200g
じゃがいも ―― 4個
人参 ―― 2本
玉ねぎ ―― 2個
スライスにんにく ―― 3片
冷凍ピラフまたはご飯 ―― 茶碗2杯
塩コショウ ―― 一握り
各種ドレッシング ―― 適量
◎調理工程
【1】丸鶏をしっかり洗い、塩胡椒を揉みこむ
【2】腹中に冷凍ピラフまたはご飯、または切った野菜を入れ、首と尻を爪楊枝で塞ぐ
【3】ダッチオーブンの底に大きく切ったじゃがいも、人参、玉葱とスライスにんにくを入れる
【4】野菜の上に鶏を乗せドレッシングを鍋の上で2周くらいさせて入れたら蓋をする
【5】上面が強めの中火力で40分加熱する
【6】ふたを開けて野菜が柔らかくなっていれば完成(まだならそのままさらに数十分加熱する)
豚塩釜焼
完成像がダイナミックでBBQのメインディッシュにもってこいの料理です
少し手間はかかりますが意外と工程自体は単純。塩と卵白を混ぜる手触りはかなり気持ち良かったりします。なのでその作業だけゲストやお子さんなんかにやってもらうのも楽しそう
ぜひチャレンジしてみてください!
◎材料
豚ロース肉or牛モモ肉or魚 ―― 500g以下
胡椒 ―― 小さじ2
塩 ―― 1㎏
卵白 ―― 2個分
ローズマリー ―― 1本
アルミホイル
◎調理工程
【1】豚ロースor牛モモor魚に胡椒を振る
【2】1kgの塩に2個分の卵白を混ぜ、3分間手でかき混ぜクリーム状にする
【3】ダッチオーブンにアルミホイルを張りその上に【2】を1/4敷き、【1】、ローズマリーを置いたら残りの【2】を肉に隙間ができないように押し付ける(角部分は厚めにつける)
【4】40分焼き塩の上部が焦げ固まったら、塩釜を割って開いて完成
チキンマッシュ
アウトドアの王田中ケンさんのyoutubeチャンネルで紹介されていたものから乳製品を抜いたレシピです
洋風な見た目の料理でありながら醤油のおかげで和なテイストも備えた料理で、バクバク食べきれてしまいます
◎材料
鶏もも肉 ―― 400g
ジャガイモ ―― 中サイズ5個
にんにくチューブ ―― 小さじ2
オリーブオイル ―― 適量
塩 ―― 少々
胡椒 ―― 少々
白ワイン ―― 50cc
醤油 ―― 100cc
はちみつ ―― 大さじ2
砕いたコンソメキューブ ―― 1個
◎調理工程
【1】ダッチオーブンにオリーブオイルをひき、乱切りした鶏もも肉、乱切りしたジャガイモ、ニンニク、塩、胡椒を入れて混ぜ、白ワイン50ccをかけたら蓋をして20分加熱する
【2】ジャガイモがしっかり潰れることを確認する(固いようなら白ワインを加えて再加熱)
【2】 醤油、はちみつ、コンソメを入れ、混ぜながら肉とジャガイモをしっかり潰したら完成