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ロボットが人間に勝つために『ロボカップ2017名古屋世界大会』

2017年7月27~30日まで愛知県名古屋市のポートメッセなごやで開催の「ロボカップ2017名古屋世界大会」に行ってきた

「ロボカップ」とは1997年に名古屋で第1回大会が行われた国際大会で「2050年までにサッカーで世界チャンピオンチームに勝てる自律型ロボットを作る」ということを目標に、各機能の研究技術を向上させる目的で作られた大会

 

《第一展示館会場・ロボットパーク》

カブトムシ型巨大ロボット「カブトムRX-03」人が乗れるカブトムシ型ロボットで、光や煙を出すことができる

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「お魚ロボット釣り」泳ぐロボットは作るのがむずかしいらしい

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スライジャーロボ」トヨタのハイエースが変形した姿で、交通事故のない社会を目指している

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 変形シーンはこちら

www.youtube.com

 

休憩所のスケールが大きすぎる!休み放題で安心

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「 ロボットのショータイム」MANOI企画という会社のロボットたちは、エンターテイメントショーに特化したものばかり

このロボット「MANO(マノイ)」はラジオ体操が得意。ロボットの構造上、前にかがむのは苦手で、後ろにそるのは得意

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「MANOI GO ブレイクダンス」こちらはブレイクダンスに特化したロボット。急に開脚して地面で広がったり、頭で回れたり、動きがキレてる

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「アイドロイド5」世界初のアイドルロボットグループ。動きがピッタリ揃っていてきれい。1体につきモーターが20個以上ついていて、それぞれの個体のモーターの具合が微妙に違うらしく普通はズレた動きになるとのこと。このコたちみたいに5体の動きがピッタリ合う秘訣は「”根性”で調整すること」と言っていた

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 「トーリロボ」松坂桃李がCMで使っていたロボットらしい

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 こちらがそのCM

www.youtube.com

 

動作拡大型スーツ「スケルトニクス」こちらはロボットというよりはモビルスーツ寄り

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《第3展示館会場・ロボカップ競技エリア&ロボット技術産業フェア》

「ロボット技術・産業フェア」ロボット関連技術や製品などを展示紹介

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ロボットと人間が散歩

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自動わたあめ機はまだあまり形が安定しない。自分が見た時にはかなり尖ったモノが出来てた

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けん玉が上手なロボット。ちゃんと棒にも差せて、すでに普通の人間を超えている

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たまにロボットだけで散歩してたりする

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毎週ちょっとずつ部品が送られてくる「週刊アトム」の完成品が展示してあった

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ディアゴスティーニの「ロビ」たちも展示

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ソニーブースにはあの有名な「AIBO(アイボ)」が展示。ある程度の年齢以上の人はみんな懐かしがっていた

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豊橋技術科学大学の「弱いロボット」の研究。役に立つっていうことは二の次で、不完結にこだわり「人とのコミュニケーション」を目指していた。この研究が一番重要な気がする

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この大会のメインは人工知能のロボットが行う各競技での対抗戦。ロボットは自分の判断で動き、人間は試合中に操縦することはできないルール。メインとなる「サッカー」の他にも「人の役に立つ動作を競う競技」もある

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「ロボカップサッカー」5部門に分かれていて、それぞれに必要とされる技術が違う

「小型リーグ」ゴルフボールをつかったサッカー。情報に設置されたカメラの映像情報を使って、それぞれの機体が戦略を立ててポイントを競う

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「中型リーグ」ボールのサイズが人間が使うものと同じ。シュートの時に「バコッ」っという音がしてかなりの威力。ちゃんと浮き球も使って本格的なゲームになっていた

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オランダのチームがめちゃめちゃ強かった

普通のチームは、ボール持ったロボットがいかに早くゴールを見つけてシュートを打つかがカギ。ウイーンと走って止まってシュートする流れ

でもオランダのロボットはボール待ちの状況でゴールの位置が正確に分かってるみたいで、パスを受けた瞬間振り向きざまにシュートを打ったりしていた

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「シミュレーションリーグ」ディスプレイ内だけで行われる人工知能だけの対戦をする部門。理論上の勝負になるから運の要素が少なく、少しの差が結果に現れやすそうだった

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「スタンダードプラットフォームリーグ」みんな同じ機体を使って、人工知能だけの差で争う部門。機体の信頼性は高いので大きく壊れることなく安定した試合が楽しめる

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「ヒューマノイドリーグ」大きさによってさらに3つの部門に分かれる。二足歩行の機体が自作なので、既定の体を使う「プラットフォームリーグ」よりすごい機体が作られる可能性を秘めた部門。ただ今のところはみんなよちよち歩きで「しっかり歩けるかどうか」「壊れにくいかどうか」の勝負になっていた

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上の写真が小型部門、下の写真が中型部門

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写真では躍動感あるけど、ホントはすごくゆっくり動いてる

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すぐこうなる

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大型部門もまずは自分で立てるかどうかという勝負になる。なかなか”未来”は遠い

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最後は混合戦。中型小型だと体格差がこんなに

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 「アマゾン・ロボティクス・チャレンジ」たぶんアマゾン主催の選手権。保管棚から商品を取り出し、収納する競技。ここで新技術が発明されたらアマゾンがより便利になるはず

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「ロボカップインダストリアル」産業用ロボットによる物流や倉庫管理を競う部門。ちょっと何やってるかよくわからなかった

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「ロボカップ@ホーム」家庭環境において、いかに人間との暮らしに役立つ作業が出来るかの部門。声で指示を出して、ドアを開けたり、モノを掴んだりしてポイントを争う

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ロボットもチームメイト

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《武田テバオーシャンアリーナ会場・レスキューロボット》

「ロボカップレスキュー」大規模災害を想定し、戦略を練って救助活動を行う競技。体育館での開催なので全体が見やすい。ただ近くまでは行けないから、個々が何をやってるのかいまいちわからなかった

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レスキューロボットかっこいい

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《第2展示館会場・ジュニア部門》

「世界青少年発明工夫展2017」とは世界各国の青少年が作った発明作品の展示とコンテスト

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世界中から来た子どもたちがブースごとにいて発明品を説明してくれる。ただし英語か母国語しか話せないはずだから、自分は話しかけられなかった。はやく実用的な同時翻訳機を発明してほしい

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このイベントの大スポンサー、トヨタのブース。トヨタ自動車の初代といってもいい豊田佐吉の織り機の発明に関することが説明されていた

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湖西市にある豊田佐吉記念館に、ほんの2週間前に行ったばかり。ここで説明してくれる”織機の進化”についてはだいたい理解できた

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「からくり大発見」こちらもトヨタのブース。歯車とかカムとかつかった、モーターの回転を特定の動作に変えるような装置がズラリと並んでいた

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子どもはその装置にくびったけで、机がびっしり埋まっていた。大人気すぎて、大人は近付けず詳しい内容は確認できなかった

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「ジュニアオンステージ」子どもが作ったロボットを発想力や芸術性で評価する部門。ステージで観客にアピールする時はだいたい英語。観客側にも外国人が沢山いた。自分は何言ってるか分からなかったけど、ポケモンとかフランケンシュタインとか、そんな感じの単語をしゃべってた

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〇全体の感想

楽しみにしてた企業の展示ブースでは”ロボットはどう人間の役に立つか?””完璧な判断をする人工知能を作るには?”という研究が多くてちょっと期待外れ

自分はコミュニケーションロボットの人工知能の進化によって「”心”を作れるのかどうか?」ということに興味がある。ずっと研究が進んで、ロボットが人間と同じ反応するようになったときに「”ロボットに心がある”」と認めるのか「”人間の心”はロボットの反応と同じ」と考えるか、世の中の意見がどうなるのか知りたい

今の研究段階では、たぶん両方正しいっていうのが答えっぽい

 

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【世界つながりの記事】

【ポートメッセなごやつながりの記事】