網焼き料理は炭の火力をダイレクトに使えるのがメリット。また炭の位置を一方に寄せることで火力の強い部分と弱い部分を利用できたりもします
一般的なバーベキューだとこの方法が基本になってくるはずです。楽しさ重視なら小さく切った食材を各自で焼くスタイル、おいしさ重視なら大きいままの食材を焼いて後から切り分けるスタイルに分かれてくると思います。自分は断然大きいまま焼くスタイルがオススメです!
網の上に置くだけでいいアルミホイル料理やスキレット料理も可能なので、そちらも視野に入れてバリエーションつけてみてください
スターティングビーフ
とにかく早く出すことに特化した料理。まず最初に牛肉ステーキを出してしまえばある程度は舌とお腹が満たされるので、それ以降はゆっくり料理を作ることができるはずです
(この調理法とは反対に、出来るだけ低温でゆっくり作って肉のうまみを逃さないやり方もあります。そちらはまだ研究中なので、成果が出たらまた紹介していきます)
◎材料
厚切り牛肉 ―― 600g
スパイス類(塩コショウだけでもOK)
オリーブオイル
◎調理工程
【1】常温に戻し、包丁の脊やミートハンマーなどで肉を叩いて肉の面積を1.3倍にする(※この作業は省略してもいい)
【2】焼く直前、肉の表面にオリーブオイルとスパイスを塗り、網にもオリーブオイルを塗る
【3】中火で片面を3分くらい、ひっくり返して裏を2分くらい焼き全面に焼き色を付ける
【4】熱いうちにアルミホイルに包んで3分寝かせる
ジャム漬けチキン
串を使った料理はザ・BBQなルックスでインスタ映えも期待できそう。甘くて辛いアメリカンな味付けも魅力
◎材料
鶏もも肉(唐揚げ用) ―― 300g
柑橘系ジャム ―― 大さじ3
マスタード ―― 大さじ1
しょうゆ ―― 大さじ1
ビニール袋
串
◎調理工程
【1】ビニール袋に鶏肉、ジャム、マスタード、しょうゆを入れ揉み込んで一晩漬ける
【2】串に鶏肉を刺し、弱~中火で十数分焼く(すぐ焦げるので小まめに回す)
野菜の丸焼き
野菜は丸ごと焼いて後で切るのが基本。水分を逃がさないのがポイント
特にパプリカは作りやすくておいしくてオススメ
◎材料
長ネギ、ナス、パプリカなど皮の付いた野菜 ―― まるごと1つ
オリーブオイル
塩orしょうゆ
◎調理工程
【1】野菜の表面にハケやスプーンの脊でオリーブオイルを塗り、中~強火にかける
【2】ひっくり返して外の皮の全面にしっかり焦げ跡をつける
【3】焦げた部分をはがしたら一口大に切り分け、塩や醤油をつける
あわび感エリンギ
「野菜の丸焼き」と似た調理工程。しいていうなら厚い皮がない分焦げをつけすぎないのが注意点というくらいの簡単な料理です。それでいて美味しさは抜群!
エリンギ自体もともとあわびに似た食感ですが、わさび醤油で食べるとさらにあわび感が増します
◎材料
エリンギ ―― 1本
しょうゆ
わさび
◎調理工程
【1】エリンギ全体にオリーブオイルを塗り中火にかける
【2】ひっくり返して全面がきつね色(ちょっと焦げるくらい)になるまで10分目安で焼く
【3】斜めに輪切りし、わさび醤油をつける
99%大あさり
自分は食材の産地を気にしない方なのですが、大あさりの”ウチムラサキ”に関しては安全面と品質的に国産が絶対です
この貝は「貝柱の部分」「身の内側の部分」「外側の部分」の3つがそれぞれ別の食感別のおいしさを持っていて、1つ食べる間にドラマチックな変化を楽しめます
ちょっと手に入りにくい食材&タイミングによっては高い(大サイズ300~500円)ですが、これが1つあるだけでその場を「リッチなバーベキュー」にする力があります
◎材料
活大あさり(愛知産ウチムラサキ) ―― 中~大サイズ
しょうゆ
◎調理工程
【1】強火で加熱。10分ほどして貝が開いて中の汁がフツフツしていたら弱火ゾーンに移動させ、好みの汁気になるまで加熱する
【2】ほんの少ししょうゆをかける