焼津にあるホテル『nanban焼津(ナンバンやいづ)』に宿泊してみた
以前、静岡県湖西市を集中して撮影した時にここの姉妹店『nanban浜名湖』に泊まったことがあって、そっちがいいホテルだったので今度はこっちに。場所は変わったけどほぼリピート利用
もともと最初にこのホテルを選んだ理由は、じゃらんで見たレビューが自然な感じでほめていたから
そして、どうやら福一漁業株式会社というのが親会社だから、朝食バイキングに”マグロの漬け”が出てくるみたいで、その質と量が最高の目玉ポイントとの情報だった
◎外観
姉妹店同士でそっくりな外観なのですぐに見つかった。建物自体は普通のマンションみたいなカタチでも、色遣いとロゴのデザインでリゾート感を漂わせている
◎内観
○ロビー
船舶関係のオブジェが目立つ。漁業の会社ならではの演出
〇フロント
○設備
・パソコン&プリンター
ここで次の日に行く場所を調べてプリントアウトするのがスマートな使い方かな
・製氷機
このホテルの敷地内に駐車場がほぼ繋がった状態でコンビニ併設しているので、ジュースやお酒なんかはそっちの方が種類選べる。製氷機はとても便利
・洗濯機乾燥機
長旅対応もアリ。他のお客さんに仕事っぽい人がいたから、連泊する場合のあるのかも
・マンガコーナー
メジャーなマンガはだいたい網羅。部屋に持ち込んでもイイらしいから、人気作品の最新作は早めに確保がオススメ
・選べる枕
色んな種類の枕を選ぶことができる
通路はこんな風でちょっとだけリゾート感を保ってる
◎部屋
テレビ、冷蔵庫、空気清浄機、電気ケトルなどなど、十分な設備
イスのグレードがちょっと良くてうれしい
コンセントが多めで、備え付けの電気ケトルとドライヤーを使ってても、4穴は空きがある状態
ビジネスホテル系にしてはお風呂が広め。用意してるシャンプー類もなんかいいやつな気がする
付近の施設や飲食店の手作りマップが便利。この情報をもとにフロントでオススメの店のアドバイスを受けてる人もいた
こういうところに小ネタをはさむ感覚好き
◎外出
ビジネスホテルに泊まるといつも地元系のスーパーに行って「そこに住んでる人が食べてるもの」を食べるのが食の極意だと思ってる
なので、さっきの地図で見たスーパーに向かってみた
◎『富士屋』
その土地にしかなさそうな店はテンション上がる
このタイプの自動ドアは普段でもたまに見かける。いつも真ん中に突っ込んじゃうから怖い
ナッツ、ドライフルーツ類の詰め売りがあるスーパーは珍しいはず
この箱に入っていればどれだけ入れても同じ値段。大好きなナッツ類数種類だけを詰めてみた
たくさん入れるコツは一旦入れたら蓋をして軽く振ること。そうすると隙間が詰まっていって、上に新たな空間が生まれる。そこにまた詰められるようになる
お刺身が半額になっていた。焼津港が近いから海産物の鮮度はこれでも十分良いはず
なにが違うのか分からないまま買ってみた(後日調べたら「遠州焼き」というものがあって、たくあんが入っているお好み焼きのことだった。食べた時はたくあんに気づかなかった)
地元系唐揚げは必須
◎帰ホテル
・レンタサイクル
スーパーへは車で行ったんだけど、思いのほか近かったからこの自転車を使わせてもらう選択肢もあったなあ。右二つの色合い好き
◎戦利品
◎ 6階からの景色
このホテル、立地的には高速道路の近くで工場が多い場所なのかも。焼津のトップ観光地『焼津さかなセンター』が目と鼻の先
◎朝食バイキング
○マグロの漬け
一切れが大きめで食べ応えがすごい
食感的にはムチムチした感じ
○お茶漬け
ごはんにマグロ漬けのせて、薬味のせて、あったかいだし汁かける完璧な流れが形成
この日のメニューのランキングつけるならやっぱり「マグロ漬け」これが朝食ランキング1位かな
○黒はんぺん料理
このあたりの名物の黒はんぺんを使った料理もあった。前回の記事でも書いた通り苦手な食べ物なんだけど、煮物の方はあまり気にならずに食べれた
○ツナ
「ツナ」っていうそのままの名前で、正々堂々としていてカッコよかった
○サラダコーナー
このスパゲティが朝食ランキング4位のおいしさ
○焼津まんま
ごはんにかつお節をたっぷりのせて醤油をかけて食べるのが"焼津まんま"らしい。ググった感じ出てこないから、このホテル発進の料理かも
○カレー
今まで食べた中で最もドロドロしたカレー。このゴテゴテ感がたまらない
○コンソメスープ
薄く切られた玉ねぎと小さな豚肉が入っていてめちゃくちゃうまかった。こういうモノは脇役中の脇役だと思っていたのに、まさかの朝食ランキング2位の座に
○洋食コーナー
場所ごとにちょっとテーマ性がある。洋食コーナーはなんか華やか
○肉だんご
全体が一様に柔らかい独特の食感でおいしい。朝食ランキング3位とするけど、好みの問題でこちらをトップに押す人も多そうなくらいおいしかった
○ウインナーとコーンのオムレツ
名前と見た目はめちゃくちゃおいしそうなんだけど、もうちょっとだけ味にインパクトが欲しい一品。ただ他のレベルが高すぎるだけで、並のバイキングなら目玉料理になってもおかしくない
○焼きたてパン各種
主役にもなり得そうな焼きたてパンだというのに、なんならひっそり並んでるのがこの朝食バイキングの驚異的なレベルを表している
○アップルゼリー
○飲み物コーナー
焼津は鮮魚食品が強すぎるから忘れてけど、静岡なんだからお茶も名物だった。その中でもほうじ茶(宿泊部屋にも用意されてたやつ)がめちゃくちゃおいしかった
○コーヒー
コーヒーメーカーが2台並ぶ万全耐性。左の機械は70℃くらいでコーヒーを出すのに対して右の機械は100℃近くで出してくるので注意
飲み比べようと思って左飲んでからすぐに右飲んだら、舌を軽く火傷した
◎出発
ここで朝に目一杯まぐろを食べると、家に帰った次の日の朝もまぐろを食べたくなる不思議現象が生まれる。帰りぎわにお土産「まぐろ尾肉缶詰(540円)」を買っておけば安心
◎まとめ
最後に書くのもなんだけど、ホテルの人たちのカンジが凄くいいのも魅力だと思う。リゾート系のホテルみたいな”完璧な立ち居振る舞い”ではなくて、リラックスした感じの中に一生懸命もてなそうとしてる姿勢が見えるのが、親近感的な好感に繋がっているような気がする
多分、今までここに泊まったお客さんは値段の割にサービス良くて満足した状態でこのホテルを後にしてきたはず。それを感じ取ったスタッフ側は自信になって、さらに満足してもらおうという好循環生まれて、今の良いバランスのサービスになっている気がする
高級ホテルとはまた違った”最高に気軽な満足感”を得られるホテルなので、焼津近く(あるいは姉妹店の浜名湖近く)で泊まる予定があったらぜひぜひ行ってみてほしいオススメのホテル。なんならこのホテル目当てで静岡に行ってもいいとさえ思ってる!
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