写真家あまのしんたろう公式ブログ『ヤミーアートブログ』

写真家あまのしんたろう公式サイト。東海地方&愛知県を中心に、地域ブログ記事や、お祭り地域イベント、B級グルメの感想レビューなどをアップ。フォトグラファー活動として写真展やyoutube作品も展開

ヤミーアートミュージャム

その名の通り危険(だった)海岸『大崩海岸(おおくずれかいがん)』

静岡県の焼津市~静岡市の市境になっている海岸沿いは道での崩落が多くそのままズバリ『大崩れ海岸(おおくずれかいがん)』という名前になっている

調べてみると、その崩落は昔に限った話じゃないみたいで、最近でもよく通行止めになっていた。特にに大きいものだと2013年に致命的な路面沈下が起こっていて、2017年に新たなトンネルが開通するまで4年間この海岸を通ることができなかったらしい

 

 

○静岡県道426号静岡焼津線

トンネルとはいっても半分外にむき出しのもの。”山崩れが起こること”はもう仕方ないと諦めて、崩れても道に影響がないようにガードしている

焼津の景勝地大崩海岸

 

本当に崖崩れが危ないルートはもう海の上に道が出ていた。山に近づかない作戦

静岡県道416号静岡焼津線の大崩海岸のトンネル

大崩海岸の山肌は今の時代でも崩落こわい

通常の道は山側ががっちり固めてある。それでも大雨の日に通るのは勇気がいりそう

416号線の大崩海岸付近の補強工事

 

 

○閉鎖中のレストラン

道の途中に閉鎖(廃墟?)されていた建物を発見。ググってみたところ、ここは『日の出』という名前のレストランだったようで、 どうやら2013年の通行止め以来”休業”をしているとの情報

(2023年現在の情報によるともう廃墟ではなくなっているようです。ただ飲食店経営ではない可能性が高く、駐車場の立ち入りが所有者の迷惑になる場合がありそうなので注意してください)

かつて大崩海岸にあった日の出は閉鎖中

”休業”というには荒れすぎている気はする。昨年道路は再開通したから、ここもいつか再開することがあるといいなあ

大崩海岸の廃墟B級スポットになりつつあるレストラン

ガラス戸から覗くと中の様子が見えた。床の感じが特にオシャレ

大崩海岸日の出の現在の姿

ステンドグラスなど内装のステキさがうかがえる廃墟

庭園部分”ほったらかし具合”がかえっていい雰囲気になり始めていた

大崩海岸日の出の庭園部分

崖を活かした建物のつくり。段差で階層構造になっていてワクワク感がある

かつての海のレストラン

外の部分に補強の跡があった、この補強はそんなに昔のものじゃないように見えた

ここの駐車場から広く海を見渡せた。アスファルトも崩れかけてて大崩海岸っぽさが増していた

大崩海岸のビュースポット

大崩海岸にある港町

 

 

○海岸の建物

さらに見晴らしの良さそうなところに建物があったので行ってみることに

焼津市大崩海岸

このトンネルの先が以前の崩落で通れなくなった道。がっちりとした柵があるので徒歩でも入っちゃダメそう

大崩海岸の通行止め旧道

さっき見えた場所に到着。建物は「ホテルアンビア松風閣」というホテルだった

その駐車場展望台があったので行ってみると、その入口は進入禁止の文字で塞がれていた。この写真にある通り展望台の足が細いような気がするから、人が乗ると危険ってことなのかな

ホテルアンビア松月閣の展望台は立ち入り禁止

展望台の手前で『大崩海岸』を撮影。あと数メートル前に出られたらしっかり全体が撮影できるような気がするのが歯がゆい。あの展望台はほんとにいい位置に建ってる

大崩海岸の全体像

 

まとめ

ネットで調べたら観光地というくくりで出て来るものの、明確なビュースポットがよくわからなかった『大崩海岸』ここは眺めるというよりは実際に走ってみてその雰囲気を感じるのが一番良さそうだった

大きく固められた山肌、唐突なトンネル、海の上、ポツンとある建物、とダイナミックな展開とちょっとの怖さを味わわせてくれる

そして、たくさんの崩落による苦難を乗り越えた結果が”この道”なんだと思うと、さらに感慨深く見ることができるはず