栃木県宇都宮市の「うつのみや表参道スクエア」5階、宇都宮市民プラザ内にある『妖精ミュージアム』に行ってみた
ここの入口は”市民ギャラリー”の隣にひっそりあって、ここ自体が妖精のすみかっぽい地味な場所
『妖精ミュージアム』は”ミュージアム”といってもそれほど広くなく、壁で小さく区切られた空間が、それぞれのテーマを持ったコーナーとなっていた
入場料は無料で、月曜日が休館日。開館時間は午前9時から午後7時と、博物館の割にはやけに遅い時間までやっている。そのあたりなにか”妖精”と関係があるのかもしれない
このミュージアムは”妖精”に対して学術方向で真面目に取り組んでいるみたいで、かなり大人向きの施設だと感じた
図書コーナーには妖精関連の本が多数。絵本と学術本が混在する不思議な本棚
「コティングリー妖精事件」の写真が展示
これは「子どもだけで撮影した写真に妖精が写っていて、それをみたミステリー作家のコナン・ドイルが『画期的な事件』とコメントしたため、真偽を巡った大論争になった」という大事件の発端となった写真。「妖精は本当にいるのか?」「いったい妖精とは何なのか?」ということが深く研究されるきっかけになった
普通に見るとただの絵だけど、偏光板を通してみると妖精がみえる”トリックアート”。子供だましと言っちゃえばそれまでだけど、いちおう子どもが喜びそうな展示も用意されていた
まとめ
『妖精ミュージアム』という名前とはうらはらに、メルヘンな要素が全然ないのがここのいいところ
名前に騙されて子どもを連れて行っても、最低限楽しめるようにはなっているけど、大人じゃないとそのすごさが分からないものが多かったように思う
”妖精は存在するのか?”という妖精学の分野の内容が多いから、そういう切り口が好きな人にはたまらない施設なはず
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