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なかなか思い通りにいかない火力管理が、それはそれで楽しいBBQレシピ・オーブン料理3選

 

ウェーバーグリルなんかのフタの付いたグリルや、小さい食材であればダッチオーブンを使えばオーブン調理が可能です。高い火力を長時間維持できる炭火の特徴を活かせる調理方法と言えます

調理に時間がかかるので、他の料理と並行して作るのがいいでしょう。一度に作れる量が多く、完成してしまえば一気にテーブルが賑やかになります

 

  

ビア缶チキン

豪快な見た目でボリューム満点な料理です。手羽、もも、ムネなど部位によって違う食感が楽しめるのも魅力です

鶏肉の各部位は引っ張るだけで簡単に切り離せたり骨からはがすことができるので、焼き上がった丸鶏を解体するときはフォーク2本だけ使うのがオススメです。ケンタッキーフライドチキンの各部位をイメージするとうまく分けられると思います

 

◎材料

丸鶏(常温に戻したもの) ―― 1.2kg

350cc缶ビール ―― 1/3

スパイス類(塩こしょうだけでもOK) ―― たっぷり

オリーブオイル ―― たっぷり

ビア缶スタンド(ビールが立てば針金細工でもOK)

◎調理工程

【1】丸鶏を水で洗いフォークで全体に穴を開け、スパイスとオリーブオイルを練り込む

【2】缶ビールをスタンドにセットし、その上に丸鶏を差して立たせる。鳥の首部分の穴を塞ぐため人参や小じゃがいもをはめるか、爪楊枝などで縫う

【3】グリルにセットし蓋をし、炭を離して配置する(炭と肉が近くなる場合は足部分にアルミホイルをふんわり巻く)。グリル内160~200℃くらいで40分焼き一度チェック。濃いきつね色になっていれば完成、なっていなければその後10分ごとに色をチェック

 

 

パン

イースト菌の発酵のさせ方が難しそうなイメージ。しかし常に均一な品質を求めるようなことをしなければとりあえずおいしいパンを作ることは意外と簡単です

よく考えたら昔のヨーロッパの人はどの家庭でもこれを作っていたわけで、日本人がお米を炊く感覚と同じだと思えば、かなりハードルは下がるのではないでしょうか

 

◎材料

強力粉 ―― 1.8カップ(200g)

ドライイースト ―― 小さじ2/3

砂糖 ―― 大さじ1

塩 ―― 小さじ1/2

溶き卵 ―― 大さじ1

サラダ油 ―― 大さじ1

40℃の豆乳(水でもOK) ―― 0.45カップ(90cc)

◎調理工程

【1】強力粉、ドライイースト、砂糖、塩、卵、サラダ油、40℃の水or豆乳を混ぜ、塊になるまでこねる(BBQ中に作業する場合は丈夫で大きめなビニール袋を使用)

【2】【1】を室温で膨らませる(30℃なら1時間、20℃なら2時間、10℃なら3時間)

【3】グリルに蓋をして中火にかけ20分焼いたら完成

4つくらいに分けて焼くのもカワイイ

 

 

ローストビーフ

牛肉は塊の場合、理論上は肉の内部は生でも食べられる食材。なので外側だけ焼き色を付けて内部を絶対安心ラインと言える50℃にしてしまえば、素人でも安全にレアな状態を楽しむことができます

完成品はそのままでもおいしいですが、自分好みのソースをかけるとさらに世界が広がります

 

◎材料

牛もも肉塊 ―― 600g

塩 ―― 大さじ1/2

こしょう ―― 大さじ1/2

オリーブオイル ―― 大さじ1

アルミホイル

醤油 ―― 大さじ1

おろしにんにく ―― 少量

赤ワイン ―― 大さじ1

オリーブオイル ―― 大さじ1

温度計

◎調理工程

【1】牛もも肉の全面に塩胡椒を振り、オリーブオイルを塗る

【2】直火で肉の表面全体に焼き目をつけ、間接焼きに移動後フタをして10分間加熱

【3】温度計で内部温度を測り48℃以上になったら火からおろしアルミホイルで巻いて10分間余休ませる。48℃に達していなかったら再び加熱し5分ずつ温度をチェック

【4】塊肉を薄く切り、グレービーソース(例・・・醤油、おろしにんにく、赤ワイン、オリーブオイルをまぜて一度温めたもの)をかける

 

簡単に入門できるけど極めるのは難しいBBQレシピ・燻製料理3選

 

燻製専用の器具があるくらい専門性の高く、ガチな愛好者が多いのが燻製料理。ですがバーベキューでのライトな燻製であれば蓋つきグリルやダッチオーブンで十分調理可能です

蓋つきグリルの場合はアルミホイルで作った器にスモークチップを入れ、それを炭の上に乗せればグリル全体が燻煙されます

ダッチオーブンの場合は底全体にアルミホイルを敷いてスモークチップを広げ、底上げネットをセットした上に食材を置くことで燻煙が可能です

 

 

シンプル燻製ポーク

豚肉は牛肉に比べて中まで火を通す必要があるので、ほどほどの温度で加熱していく燻製の調理工程にぴったりの食材です

このレシピはシンプルな作業工程で作業自体は楽なのですが、塩漬けに数日、塩抜きに数時間、乾燥に2~6時間と、待ちの時間は長いです。なのであらかじめバーベキューをする日時から逆算して仕込みをする必要があります

 

◎材料

豚肉塊(バラorロース) ―― 600g

塩 ―― 大さじ1

スモークチップ ―― 大きく一握り

アルミホイル

密閉ビニール袋

温度計

◎調理工程

【1】豚肉の裏表にフォークで穴をあけ密閉ビニール袋に入れ塩を投入し揉みこんだら、空気を抜いて密閉し冷蔵庫で寝かせる

【2】数日後、流水で表面の塩を洗い流した後、水をためたボウルに肉を入れて数十分おきに水を変える作業を2~3度繰り返す。それがおわったら水分をふき取りザルなど通気のいい器に乗せて冷蔵庫で6時間以上(外気であれば2時間以上)乾燥させる

【3】小さく集めた炭の上にアルミホイルに乗せたスモークチップをセットし40分燻煙。温度計で内部温度を計り63℃になっていたら完成。まだなら15分ごとに温度チェックを繰り返す

 

 

燻製ベーコン

ソミュール液という漬け汁を使う少しレベルの高い燻製です。上で紹介した燻製に作業は似ていますが、クセ強めに仕上がります

 

◎材料

豚バラ肉 ―― 600g

ウォッカ(強い酒ならなんでもOK) ―― 50cc

スモークチップ ―― 大きく一握り

アルミホイル

(以下ソミュール液500cc ※5回分)

水 ―― 500cc

塩 ―― 大さじ7.5

砂糖 ―― 大さじ4.5

あらびき胡椒 ―― 大さじ1

(あればスパイスや香草 ―― 少量)

ペットボトル

密閉ビニール袋

◎調理工程

【0】ソミュール液を作成する(保存がきくので事前にやってもいい)。水に塩と砂糖を入れ沸騰させ、あらびき胡椒やスパイス類などを入れ、弱火で10分間加熱。その後粗熱を取りペットボトルに入れて冷蔵保存

【1】豚肉の表裏にフォークで穴をあけ密閉ビニール袋に入れウォッカを50cc投入し密閉。1~3時間冷蔵庫で寝かせる

【2】袋から肉を出し表面を流水で洗い、袋の内部も洗う。再び肉を入れ【0】で作ったソミュール液を100cc入れ冷蔵庫で一晩寝かせる

【3】袋から肉を出し水分を拭いて通気のいい器に乗せて冷蔵庫で一晩乾燥

【4】小さく集めた炭の上にアルミホイルに乗せたスモークチップをセットし40分加燻煙。温度計で内部温度を計り63℃になっていたら完成。まだなら15分ごとに温度チェックを繰り返す

 

 

スモークウイングチキン

細い鶏手羽の部分を使うことで鶏にしては早く火を通すことができます。一本一本を各自でつまんで食べることができる、作るのも食べるのも簡単な料理です

またそれぞれが小さい分、塩漬けの際に内部の水分をしっかり抜くことができるので、独特のムチッとした食感を簡単に実現できます

 

◎材料

鶏手羽 ―― 600g

塩 ―― 大さじ1

スモークチップ ―― 大きく一握り

アルミホイル

密閉ビニール袋

◎調理工程

【1】鶏手羽を密閉ビニール袋に入れて塩を揉みこみ、数日冷蔵庫に寝かせる

【2】袋から取り出し流水で表面を洗ったら溜めた水に数十分浸けて塩抜きをする。その後水気を拭きとったら、通気のいい器に乗せて冷蔵庫で一晩乾燥

【3】スモークチップを入れたアルミホイルを炭の上に置き30分以上燻煙。濃いきつね色になったら完成

同じ工程で手羽元も調理可能。太い分、中まで火を通すのにやや時間がかかる

目一杯燻煙してみた超スモーキーなモモ肉バージョン

 

メインディッシュを任されがちなBBQレシピ・ダッチオーブン料理3選

 

ダッチオーブンはその名の通りオーブン調理ができることに加えて、鍋料理や燻製料理も出来る優れものです。炭火だけでなく焚火でも使えることがアウトドア的に一番のポイントな気がします

逆にウイークポイントはその圧倒的な重さ。荷物を減らして行きたいキャンプの際には真っ先にリストラされる運命です

ダッチオーブン料理は調理時間がかかるものばかりなので、BBQの中盤に料理が完成することになりメインディッシュを担うケースが多いです

 

注意点として、安定した火力で調理するためには直径20cm以上の大きさがあった方が良く、そうなると一度に4人前以上の料理が完成するということになります。一人分を作るのは難しいです

 (ちなみに自分が使っているのは25cmのものです)

 

 

スタッフドチキン

「スタッフド」というのは英語で「詰めた」という意味で、「スタッフドチキン」は丸鶏のお腹にお米や野菜を詰めて焼いた料理のことです。詰めた具材に脂の旨味がしみ込むのが特徴

とはいえダッチオーブンで作ると底に鶏の脂が流れていき、それを野菜が吸うことになるので、外の具材も中の具材もそしてもちろん鶏本体もすべておいしく食べることができます

味付けは塩コショウだけでも鶏の旨味と相まって美味しく仕上がります。それに加えて各種ドレッシングを使うことでアクセントの効いた味になります。和風でもゴマでもフレンチでもドレッシングならどれでも良い味になると思います

 

◎材料

丸鶏 ―― 1200g

じゃがいも ―― 4個

人参 ―― 2本

玉ねぎ ―― 2個

スライスにんにく ―― 3片

冷凍ピラフまたはご飯 ―― 茶碗2杯

塩コショウ ―― 一握り

各種ドレッシング ―― 適量

◎調理工程

【1】丸鶏をしっかり洗い、塩胡椒を揉みこむ

【2】腹中に冷凍ピラフまたはご飯、または切った野菜を入れ、首と尻を爪楊枝で塞ぐ

【3】ダッチオーブンの底に大きく切ったじゃがいも、人参、玉葱とスライスにんにくを入れる

【4】野菜の上に鶏を乗せドレッシングを鍋の上で2周くらいさせて入れたら蓋をする

【5】上面が強めの中火力で40分加熱する

【6】ふたを開けて野菜が柔らかくなっていれば完成(まだならそのままさらに数十分加熱する)

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豚塩釜焼

完成像がダイナミックでBBQのメインディッシュにもってこいの料理です

少し手間はかかりますが意外と工程自体は単純。塩と卵白を混ぜる手触りはかなり気持ち良かったりします。なのでその作業だけゲストやお子さんなんかにやってもらうのも楽しそう

ぜひチャレンジしてみてください!

 

◎材料

豚ロース肉or牛モモ肉or魚 ―― 500g以下

胡椒 ―― 小さじ2

塩 ―― 1㎏

卵白 ―― 2個分

ローズマリー ―― 1本

アルミホイル

◎調理工程

 

【1】豚ロースor牛モモor魚に胡椒を振る

【2】1kgの塩に2個分の卵白を混ぜ、3分間手でかき混ぜクリーム状にする

【3】ダッチオーブンにアルミホイルを張りその上に【2】を1/4敷き、【1】、ローズマリーを置いたら残りの【2】を肉に隙間ができないように押し付ける(角部分は厚めにつける)

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【4】40分焼き塩の上部が焦げ固まったら、塩釜を割って開いて完成

 

 

チキンマッシュ

アウトドアの王田中ケンさんのyoutubeチャンネルで紹介されていたものから乳製品を抜いたレシピです

洋風な見た目の料理でありながら醤油のおかげで和なテイストも備えた料理で、バクバク食べきれてしまいます

 

◎材料

鶏もも肉 ―― 400g

ジャガイモ ―― 中サイズ5個

にんにくチューブ ―― 小さじ2

オリーブオイル ―― 適量

塩 ―― 少々

胡椒 ―― 少々

白ワイン ―― 50cc

醤油 ―― 100cc

はちみつ ―― 大さじ2

砕いたコンソメキューブ ―― 1個

 

◎調理工程

【1】ダッチオーブンにオリーブオイルをひき、乱切りした鶏もも肉、乱切りしたジャガイモ、ニンニク、塩、胡椒を入れて混ぜ、白ワイン50ccをかけたら蓋をして20分加熱する

【2】ジャガイモがしっかり潰れることを確認する(固いようなら白ワインを加えて再加熱)

【2】 醤油、はちみつ、コンソメを入れ、混ぜながら肉とジャガイモをしっかり潰したら完成

 

オシャレと簡単の両立!オススメBBQレシピ・スキレット料理3選

 

スキレットは炭でも焚火でも使えて、蓄熱性が高く、また小型なのがいいところ

余熱を利用したり、少量の調理ができたり、少ない油で揚げ物ができたりなにかと便利なアイテム

 

スコップメンチカツ

ロバートの馬場さんが料理番組で紹介していたレシピを基本に、バーベキュー用に簡単にアレンジしてみました。ハンバーグ以上に完全に肉汁を閉じ込められる料理方法です

 

◎材料(直径6インチ(15cm)くらいの小さめスキレット2回分)

合い挽き肉 ―― 300g

キャベツ ―― 1/4

玉ねぎ―― 1/4

にんにく ―― 1片

卵 ―― 1個

塩 ―― 小さじ1/2

こしょう ―― 小さじ1/2

豆乳(牛乳でもOK) ―― 大さじ1

ソース ―― 大さじ1

パン粉 ―― 大さじ12

オリーブオイル ―― 大さじ4

アルミホイル

◎調理工程

【1】キャベツ、玉ねぎ、にんにくをみじん切りにし、合いびき、卵、塩、こしょう、豆乳、ソースと共に混ぜる

【2】【1】の半分を小サイズのスキレットにしっかり押して詰めたらパン粉大サジ6を振りかけ、さらに上からオリーブオイル大サジ2をかけ、アルミホイルで上部を覆う

【3】中火で20~30分間加熱し、パン粉が濃いきつね色になれば完成

 

 

クイック枝豆

火さえ起こってしまえばすぐに作れる料理。それでいて豆の甘味がしっかり出て味は本格派

超簡単でありながら、酒飲みの大人と小さな子どもの両方にウケる万能メニューです

 

◎材料

冷凍枝豆(冷凍でも常温でも可) ―― 1袋

塩 ―― 適量

◎調理工程

【1】油を引いていないスキレットに枝豆を入れ、強めに塩を振り、両面に軽く焦げ跡がつくまでしっかり焼く 

 

 

和ネギアヒージョ

揚げるのではなくオリーブオイルで”煮る”料理。完成したネギを上げてしまえば残ったオリーブオイルをまた使う事が可能で、継ぎ足しを駆使すれば何度も継続してアヒージョを作り続けることができます

またそこで最後に余ったネギエキスたっぷりのオリーブオイルを鉄板料理(パエリア、ラタトゥイユやペペロンチーノ)に使って料理を派生させていくのも楽しいです

 

◎材料

長ネギ ―― 2本

オリーブオイル ―― たっぷり

昆布だし ―― 小さじ2

おろしにんにく ―― 少々

塩 ―― 少々

(あれば唐辛子 ―― 少々)

◎調理工程

【1】ネギを3cmに揃えて切りスキレットに詰める

【2】オリーブオイルを1cmくらいの深さに張り、昆布だし、にんにく、塩、唐辛子を入れ火にかける

【3】煮立ったら弱火で5分加熱、ネギが柔らかくなってきたらひっくり返してさらに5分加熱

 

お手軽に素材の良さを引き出せるBBQレシピ・網焼き料理5編

 

網焼き料理は炭の火力をダイレクトに使えるのがメリット。また炭の位置を一方に寄せることで火力の強い部分と弱い部分を利用できたりもします

一般的なバーベキューだとこの方法が基本になってくるはずです。楽しさ重視なら小さく切った食材を各自で焼くスタイル、おいしさ重視なら大きいままの食材を焼いて後から切り分けるスタイルに分かれてくると思います。自分は断然大きいまま焼くスタイルがオススメです!

網の上に置くだけでいいアルミホイル料理スキレット料理も可能なので、そちらも視野に入れてバリエーションつけてみてください

 

スターティングビーフ

とにかく早く出すことに特化した料理。まず最初に牛肉ステーキを出してしまえばある程度は舌とお腹が満たされるので、それ以降はゆっくり料理を作ることができるはずです

(この調理法とは反対に、出来るだけ低温でゆっくり作って肉のうまみを逃さないやり方もあります。そちらはまだ研究中なので、成果が出たらまた紹介していきます)

 

◎材料

厚切り牛肉 ―― 600g

スパイス類(塩コショウだけでもOK)

オリーブオイル

 

◎調理工程

【1】常温に戻し、包丁の脊やミートハンマーなどで肉を叩いて肉の面積を1.3倍にする(※この作業は省略してもいい)

【2】焼く直前、肉の表面にオリーブオイルとスパイスを塗り、網にもオリーブオイルを塗る

【3】中火で片面を3分くらい、ひっくり返して裏を2分くらい焼き全面に焼き色を付ける

【4】熱いうちにアルミホイルに包んで3分寝かせる

 

 

ジャム漬けチキン

串を使った料理はザ・BBQなルックスでインスタ映えも期待できそう。甘くて辛いアメリカンな味付けも魅力

 

◎材料

鶏もも肉(唐揚げ用) ―― 300g

柑橘系ジャム ―― 大さじ3

マスタード ―― 大さじ1

しょうゆ ―― 大さじ1

ビニール袋

◎調理工程

【1】ビニール袋に鶏肉、ジャム、マスタード、しょうゆを入れ揉み込んで一晩漬ける

【2】串に鶏肉を刺し、弱~中火で十数分焼く(すぐ焦げるので小まめに回す)

 

 

野菜の丸焼き

野菜は丸ごと焼いて後で切るのが基本。水分を逃がさないのがポイント

特にパプリカは作りやすくておいしくてオススメ

 

◎材料

長ネギ、ナス、パプリカなど皮の付いた野菜 ―― まるごと1つ

オリーブオイル

塩orしょうゆ

◎調理工程

【1】野菜の表面にハケやスプーンの脊でオリーブオイルを塗り、中~強火にかける

【2】ひっくり返して外の皮の全面にしっかり焦げ跡をつける

【3】焦げた部分をはがしたら一口大に切り分け、塩や醤油をつける

 

 

あわび感エリンギ

「野菜の丸焼き」と似た調理工程。しいていうなら厚い皮がない分焦げをつけすぎないのが注意点というくらいの簡単な料理です。それでいて美味しさは抜群!

エリンギ自体もともとあわびに似た食感ですが、わさび醤油で食べるとさらにあわび感が増します

 

◎材料

エリンギ ―― 1本

しょうゆ

わさび

◎調理工程

【1】エリンギ全体にオリーブオイルを塗り中火にかける

【2】ひっくり返して全面がきつね色(ちょっと焦げるくらい)になるまで10分目安で焼く

【3】斜めに輪切りし、わさび醤油をつける

 

 

99%大あさり

自分は食材の産地を気にしない方なのですが、大あさりの”ウチムラサキ”に関しては安全面と品質的に国産が絶対です

この貝は「貝柱の部分」「身の内側の部分」「外側の部分」の3つがそれぞれ別の食感別のおいしさを持っていて、1つ食べる間にドラマチックな変化を楽しめます

ちょっと手に入りにくい食材&タイミングによっては高い(大サイズ300~500円)ですが、これが1つあるだけでその場を「リッチなバーベキュー」にする力があります

 

◎材料

活大あさり(愛知産ウチムラサキ) ―― 中~大サイズ

しょうゆ

 

◎調理工程

【1】強火で加熱。10分ほどして貝が開いて中の汁がフツフツしていたら弱火ゾーンに移動させ、好みの汁気になるまで加熱する

【2】ほんの少ししょうゆをかける

 

手に入りやすい食材で作る簡単BBQレシピまとめ・鉄板料理6選

 鉄板料理は網焼き料理に比べて下にスープや油、小さな食材などが落ちることがないのがメリット。汁気を残した料理やダシの味を濃縮させるような料理、麺料理などを作ることができます

自分が使っているものはパエリアパンという丸型のもので、比較的均一に火が入るのが特徴でスープ料理向きです

 これとは別に(むしろこちらの方が一般的かも)四角い鉄板は火の当てる位置によって強火の部分と弱火の部分を作ることができ、ステーキや焼きそばを作るのに向いています

とはいえ丸型も角型も、火力を微調整することができないバーベキューで使う分には、そこまで大きな差は出ません。どちらかでないと作れない料理はないと思うので、なんとなくの好みで選んで良さそうです

 

ビーフストロガノフ

強そうな名前ナンバーワンの料理。名前は有名だけどどんな料理かは最近まで知りませんでした

今回のレシピはアウトドアの王田中ケンさんのyoutubeチャンネルで紹介されていたもののアレンジ版。具体的にはサワークリームやバターを使うところをヨーグルトに一本化しました

(言い忘れていましたが自分はヨーグルト以外の乳製品アレルギーです。そのためこのブログのほぼすべての料理で濃度の高い乳製品は使っていません。この料理だけ例外的にヨーグルトを使います)

 

◎材料

薄切り牛肉 ―― 400g

玉ねぎ ―― 2個

キノコ類(マッシュルーム、エリンギ、シメジ) ―― 50g

ヨーグルト ―― 300g以上

パプリカパウダーorケチャップ ―― たっぷり

コンソメキューブ ―― 1個

塩 ―― 少々

胡椒 ―― 少々

◎調理工程

【1】薄切り牛肉に塩こしょう、パプリカパウダー(or ケチャップ)をたっぷり入れ揉み込む

【2】玉ねぎを半月切りに、キノコ類を角切りにする

【3】鉄板にオリーブオイルをひき、玉ねぎを中火で炒めしんなりさせる

【4】【1】の牛肉とキノコ類を入れ、肉に半分くらい焼き色がつくまで炒める

【5】コンソメとヨーグルトを入れて混ぜ、フタをして5分煮込む

 

 

ラタトゥイユ

名前のオシャレさがずば抜けていてむちゃくちゃ難しそうに感じる料理。このスペイン語を訳すと「掻き混ぜごった煮」で、一気に作りやすそうな響きになるから不思議

 

◎材料

ナス ―― 2個

玉ねぎ ―― 1個

ズッキーニ(orキュウリorカボチャ) ―― 1本

パプリカ ―― 1個

(あればエリンギ ― 1本、鶏肉orベーコン ― 50g)

トマト缶 ―― 1個

白ワイン ―― 大さじ2

オリーブオイル ―― 50cc

おろしにんにく ―― 少々

コンソメキューブ ―― 1個

塩 ―― 小さじ1/2

砂糖 ―― 小さじ1

醤油 ―― 小さじ1

◎調理工程

【1】玉葱、ナス、ズッキーニ、パプリカなどを一口大に切る

【2】鉄板にたっぷりのオリーブオイルをひき、おろしにんにくと【1】を入れ焦げないように5分ほど混ぜ炒める

【3】具材に火が通ったらトマト缶、白ワイン、コンソメ、塩を入れ蓋をして10分加熱

【4】砂糖、醤油を入れ、汁気が飛ぶまで煮詰める

 

 

バレンシア風パエリア

パエリア発祥の地であるバレンシアの伝統的なつくり方を再現。本当はウサギ肉を使ったりするんだけどさすがにそこは鶏肉でいきます

おこげになるギリギリがベストの仕上がりなのですが、その火の入れ方が大変難しいです。炭や薪で”弱火”をキープする高い技術が必要になります

 

◎材料

鶏もも肉 ―― 300g

鶏レバー ―― 100g

インゲン(アスパラでもOK) ―― 6本

すりおろしトマト(トマト缶でもOK) ―― 1個分

水 ―― 700cc

塩 ―― 大さじ1/2

ターメリック ―― 大さじ1/2

生米 ―― 0.6カップ(120cc)

(あればローズマリー ―― 1本)

 

◎調理工程

【1】鉄板にオリーブオイルをひき、大きく切った鶏肉と鶏レバーを中火で炒めた焼き色をつけた後、インゲン入れをさらに炒める

【2】すりおろしトマトを入れ水分が飛ぶまで4分ほど炒める

【3】水を入れ沸騰したら塩、ターメリック、生米、ローズマリーを入れ中火で6分間加熱する。その後ローズマリーを取り出し弱火で12分以上加熱

【4】米の底をスプーンで引っ掻いてみて、引っかかる手ごたえになったら火からあげて3分置いたら完成

 

 

けいちゃん

岐阜南部の名物料理です。味噌タイプと醤油タイプの2つの味があるのですが、どちらが主流といえないほど甲乙つけがたい絶妙なシェア率でバランスを保っています

もともと地域の家庭料理が発祥なためか、具材や工程に絶対の決まりはありません。なのでここでは自分が一番好きな味になるようなレシピでいきます

 

◎材料

鶏もも肉 ―― 500g

キャベツ ―― 1/2

おろしにんにく ―― 小さじ1

おろししょうが ―― 小さじ1

酒 ―― 大さじ2

みりん ―― 大さじ2

醤油 ―― 大さじ2

味噌(赤でも白でもOK) ―― 大さじ2

ビニール袋

ごま油 ―― 大さじ1

砂糖 ―― 小さじ1

醤油 ―― 小さじ1

◎調理工程

【1】鶏肉とキャベツを一口大に切る

【2】鶏肉をビニール袋に入れ、おろしにんにく、おろししょうが、酒、みりん、醤油、味噌を投入して揉みこみ、30分寝かせる

【3】鉄板にごま油を入れ弱~中火(強火は禁止)で【2】を5分以上加熱する。しっかり肉に火が通ったら一度鉄板からあげる。鉄板に残った残り汁でキャベツを炒めて、火が通ったら再び肉と合わせて完成

 

 

アクアパッツァ

魚介のスープを凝縮させた料理。高い温度のオリーブオイルに白ワインを入れることで、一瞬にして混ざって最高の白濁スープを作ることができます(ただし今のところ成功率は五分五分です)

作りやすさと食べやすさ重視で魚は”切り身”を使っていますが、丸々一匹入れれば見た目の豪華さを出すことができます

 

◎材料

オリーブオイル ―― たっぷり

にんにく ―― 2粒分

白身魚の切り身 ―― 200g

海鮮ミックス(エビ、イカ、アサリなど) ―― 1袋

白ワイン ―― 100cc

水 ―― 500cc

玉ねぎ ―― 1/2個

エリンギ ―― 2本

ミニトマト ―― 10個

オリーブ ―― 10個

香草類(ケッパー、タイム、ローズマリー) ―― 数本

レモン ―― 1/2個

塩 ―― 小さじ1

アルミホイル

◎調理工程

【1】にんにく、玉ねぎ、レモンを薄くスライス、エリンギを厚くスライスする

【2】鉄板にオリーブオイルをたっぷりひき、中火でにんにくを炒めた後、白身魚と海鮮ミックスを入れ加熱

【3】オリーブオイルに熱が入っているのを確認し、白ワインを一周させるように全体にかけてオイルと融合させ白濁スープを作る。その後に水を入れ、玉ねぎ、エリンギ、ミニトマト、オリーブ、香草類、レモンを入れた後、塩を全体にかける

【4】鉄板にアルミホイルなどで蓋をして5分間蒸し焼きにする。最後に香草類を取り除いて完成

 

 

海鮮焼きそば

アクアパッツァの派生料理。と言っても、むしろこれを食べるためにアクアパッツァを作ることもあるほどおいしい焼きそばです

上で紹介したアクアパッツァの具を1/4くらい残した状態で作るとちょうどいい感じ

 

◎材料

アクアパッツァの残り

焼きそば麺or生ラーメン ―― 1~2玉

◎調理工程

【1】アクアパッツァを魚介スープの水位が浅くなるまでよく煮詰め、そこに麺を入れて馴染ませる

 

庭バーベキューでもできる簡単BBQレシピまとめ・アルミホイル料理3選

新型コロナによる自粛生活の影響で、最近庭バーベキューをする頻度が上昇。なので自分用のレシピ帳を兼ねて、今まで作ってみて特に美味しかった料理をまとめてみることにしました

調理工程の表現が大雑把ですが「BBQ料理」ということでアバウトな感じで楽しんで作ってみてください!

 

今回まとめたアルミホイル料理は、どんな具材の大きさにも対応できること、洗い物が少なく済むこと、炭火でも焚火でも作れることなどが大きなメリット。特別な調理器具は必要なくアルミホイル一本さえあればできる気軽な調理法です

 

カラフル角煮

家にあるいろんな調味料を気軽に使える料理。買ったはいいけどいまいち使えていない調味料なんかを、ここぞとばかりに入れるのが楽しかったりします

 

◎材料

豚肉塊(バラorロース) ―― 600g

テキトーな調味料(ドレッシング、各種タレ、味噌、ジャム、キムチ、塩胡椒や各種スパイスなどなんでも)

◎調理工程

【1】豚肉を大ぶりに切りアルミホイルで囲う

【2】それぞれに調味料各種をたっぷり入れ、アルミホイルの上部を軽く閉じる

【3】中火にかけ中がフツフツした状態を20~30分キープした後、10分寝かせる

 

気に入った調味料が見つかったら一種類に絞って大きな角煮をつくるのもアリ。ちなみに自分の好きな調味料は「からし酢味噌」です

 

 

小錦流カルアピッグ

ずいぶん前にテレビで小錦が紹介していた料理。もともと難しいことはしていませんでしたが、さらに自分なりに工程を簡略化してみました

BBQらしい豪快なつくり方でありながら、完成品は白菜の甘みスープ滴る和テイストな料理です

 

◎材料

豚モモ肉塊 ―― 600g

白菜 ―― 2~5枚

◎調理工程

【1】豚モモ肉の片面を横一線に深く切り込みを入れ反対側には斜めに4cm間隔で深く切り込みを入れたあと、塩を振りよく揉み込む

【2】アルミホイルを大きく広げ2重に敷き、その上に白菜を敷き【1】の肉を乗せる。そこからさらに白菜を使いしっかり肉を包み込み、最後にアルミホイルで包む

【3】強火にかけグツグツした状態を15~30分キープさせたら火からあげる。(汁がこぼれやすいので注意)

 

 

トマトのオリーブ風呂

野菜でも果物でもアルミホイルにくるんで焼いてしまえばだいたいのものは美味しくなる。ただ途中で開けられないから焼き時間の見極めが難しいところ

そんな野菜のアルミホイル焼きの中でも、火の入り方がしっかり確認できて一番作りやすいのがコレ!

 

◎材料

トマト ―― 1個

オリーブオイル

(あればハーブ類)

◎調理工程

【1】トマトのヘタ部分を深めに切り抜く

【2】トマトを2重のアルミホイルで囲って立たせ、たっぷりのオリーブオイルと塩(あればハーブ類)をかける

【3】強火に10分ほどかけて、トマトの上部まで柔らかくなってきたら完成

 

追伸

アルミホイルは幅広い使い方があるので今回紹介した調理方法は一部です。今後もいろいろ挑戦してみてオススメのメニューが増えたらまたここに追加していきます!

 

 

新品パエリアパンのシーズニング。そして初めてのパエリア調理(やや失敗)

パエリアというものを作ってみたくてパエリアパンを探していたところ、ほどよい大きさでリーズナブルな価格のモノを発見。早速購入! 

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー用 七輪鉄板 炭焼き一番丸型280mm280mmM-6589

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) バーベキュー用 七輪鉄板 炭焼き一番丸型280mm280mmM-6589

 

  

パエリアパンのシーズニング

梱包されて届いた中にシーズニングの方法の説明書が同封されていた

鉄板は正しい方法で油を馴染ませないとすぐにサビてしまうモノ。この作業を絶対やらないといけないことは予習済み

 

空焼き作業

まずは最強火力で空焼きをして保存用の被膜をしっかり焼ききる

10分くらい加熱し続けると色が微妙に変化。これがしっかり焼けている証拠

火を入れ続けて全体に広がった変色が落ち着いたら終了

 

油なじませ作業

サラダ油を鉄板の全面にいきわたるまで入れていらない野菜(今回はネギの先)を焼く。こうすることで油が馴染むとともに新品の鉄板の臭みがとれるとのこと

野菜がしっかり焦げたら捨ててまた新しいクズ野菜を投入。この作業を3回ほどやったらシーズニング完了

 

パエリア調理

パエリアの作り方をいろいろと下調べしたところ、バレンシアの伝統的なつくり方が真のパエリアなのではという結論に達した。なので”日本で簡単に手に入る具材”を使いつつ、やれる範囲内のバレンシアっぽい工程で作ってみることにした

 

 ・鍋に薄くを広げ塩味を調整。その後、オリーブオイル大さじ4を入れる

 

鶏肉をしっかり炒める

 

いんげんを入れてさらに炒める

 

トマト缶を1缶投入、コンソメキューブ1個投入

 

生米を2合入れ、を鍋のふち2/3くらいまでたっぷり入れる

 

パプリカを投入。ここで火を弱めて30分くらい加熱し、米が食べられる固さになったら完成

 

今回は失敗気味

今回は火力を弱めずにやってしまったため、すぐに水が蒸発。何度も水を継ぎ足して対応したところ、水面の上の米と下の米に固さに差が出来てしまった

途中でパプリカを取り除いて、米を何度も混ぜて一様に火が入るようにし、どうにかこうにか食べられるデキに修正した

 

次回への課題

完成後の米の盛り上がり方が高すぎるから、このパエリアパンのサイズに対して入れたお米の量が多かったかもしれない。次回は1.5合くらいでやってみようかな

 

パエリアで米を美味しくする方法に「アルミ箔などで蓋をして炊き上げる」というのがあって、それをやるとふっくらしたお米が比較的安定してるくれるみたい。ただせっかくバーベキューで作るならふっくらではなく原型のバレンシア式の米の食感を作りたい気持ちが強い。なんとか今回のやり方ベースでうまく作れるように研究したい

 

ここまで書いて思ったけど、そういえば自分はそもそも本格的なパエリアを食べたことないんだった。なんとなく”パラパラした食感”という情報しかないから、再現しようとしてもなにが正解か知らない状態

まずはスペイン料理屋に行って、ちゃんとしたパエリアを食べるところから始めようと思う

 次回の研究成果にご期待ください!