初心者オススメ!写真付きバーベキューメニュー集
庭バーベキュー歴8年の自分がこれまで実際に作って美味しかったレシピを紹介。作る度により”簡単”になるようブラッシュアップを繰り返した成果がこちら
それぞれに調理の難易度を付けてあって低難易度であればバーベキュー初心者でも玄人と遜色ない料理が作れる。高難易度は”作ること自体”は難しくないけれど工程が多かったり炭の火加減が重要だったりで経験が影響しやすい。なので数回BBQをして慣れてから作るのがオススメ
とはいえバーベキュー料理は自由に、そして時には大雑把に作ってこその料理。このレシピを参考程度に見てあとは大体の感覚で作るのもアリ。ゲストも自分もニコニコ顔で調理&食事するのがBBQの理想のスタイルだと思うのでまずは楽しむこと重視で!
網焼き料理
バーベキューの基本的な調理法。網の上で焼くことで炭の火力をダイレクトに使えるのがメリット。炭の位置を一方に寄せることで火力の強い部分と弱い部分を利用できるのも良いところ
網の上に置くだけでいいアルミホイル料理やスキレット料理は網焼き料理の派生として別カテゴリで紹介
『スターティングビーフ』難易度★★ 調理時間10分
バーベキューの序盤”とにかく早く出すこと”に特化した料理。ゲストがいる場合、まず牛肉ステーキさえ出してしまえば場が落ち着き、それ以降はゆっくり料理を作れるようになる
◎材料
約2㎝厚の牛肉 ―― 約300g~
スパイス類(塩コショウだけでもOK)
オリーブオイル
◎作り方
【1】包丁の背やミートハンマーなどで肉を叩いて肉の面積を1.3倍にする(※この作業は省略してもいい)
【2】焼く直前に肉表面にオリーブオイルとスパイスを塗り、網にもオリーブオイルを塗る
【3】中火で片面を3分くらい焼き、ひっくり返して裏を2分。全面に焼き色がついたらOK
【4】熱いうちにアルミホイルで包んで3分寝かせる
『野菜の丸焼き』難易度★ 調理時間10分
野菜は丸ごと焼いて後で切るのが基本。水分を逃がさないのがポイント。特にパプリカは作りやすくおいしくてオススメ
◎材料
長ネギ、ナス、パプリカなど皮の付いた野菜 ―― まるごと1つ
オリーブオイル
塩orしょうゆ
◎作り方
【1】野菜の表面にハケやスプーンの背でオリーブオイルを塗り中~強火で焼く
【2】ひっくり返して皮全面にしっかり焦げ目をつける
【3】焦げ過ぎた部分ははがし、一口大に切り分け塩や醤油をつける
『あわびエリンギ』難易度★ 調理時間10分
「野菜の丸焼き」と似た調理工程。厚い皮がない分焦げをつけすぎないのが注意点。エリンギ自体がもともとあわびに似た食感だけれど、わさび醤油で食べることでよりあわび感増す
◎材料
エリンギ ―― 1本
しょうゆ
わさび
◎作り方
【1】エリンギ全体にオリーブオイルを塗り中火で焼く
【2】数分ごとにひっくり返して全面をきつね色にする(10分目安)
【3】斜めに輪切りし、わさび醤油をつける
『ジャム漬けチキン』難易度★★ 調理時間10~20分
串を使った料理はザ・BBQなルックス。甘くて辛いアメリカンな味付けも魅力
◎材料
鶏もも肉(唐揚げ用) ―― 300g
柑橘系ジャム ―― 大さじ3
マスタード ―― 大さじ1
しょうゆ ―― 大さじ1
ビニール袋
串
◎作り方
【1】ビニール袋に鶏肉、ジャム、マスタード、しょうゆを入れ揉み込んで12時間以上漬ける
【2】串に鶏肉を刺し、弱~中火で10~20分焼く(すぐ焦げるので小まめに回す)
アルミホイル料理
アルミホイル料理のメリットは「どんな具材の大きさにも対応できること」「洗い物が少なく済むこと」「炭火でも焚火でも作れること」
『カラフル角煮』難易度★★ 調理時間35分
家にある様々な調味料を使った料理。買ったはいいけどいまいち使えていない調味料などをここぞとばかりに入れて消費するのが楽しかったりする
◎材料
豚肉塊(バラorロース) ―― 300g以上
テキトーな調味料(ドレッシング、各種タレ、味噌、ジャム、キムチ、塩胡椒や各種スパイスなどなんでも)
◎作り方
【1】豚肉を大ぶり(約100g)に切りアルミホイルで囲う
【2】それぞれに調味料各種をたっぷり入れ、アルミホイルの上部を軽く閉じる
【3】中火にかけ中がフツフツした状態を20~30分キープした後、10分寝かせる
気に入った調味料が見つかったら一種類に絞って大きな角煮をつくるのもアリ。ちなみに自分の好きな調味料は「からし酢味噌」
『小錦流カルアピッグ』難易度★★ 調理時間20分
テレビで相撲取りの小錦が紹介していた簡単料理を自分なりにさらに簡略化してみた。BBQらしい豪快なつくり方でありながら完成品は白菜の甘みスープ滴る和テイスト
◎材料
豚モモ肉塊 ―― 600g
白菜 ―― 2~5枚
塩
◎作り方
【1】豚モモ肉の片面に横に一本深く切り込みを入れ、反対側には斜めに4cm間隔で深く切り込みを入れたあと、塩を振り揉み込む
【2】アルミホイルを大きく広げ2重に敷き、その上に白菜を敷き【1】の肉を乗せる。その上に別の白菜乗せ肉を包み込み、最後にアルミホイルで包む
【3】強火にかけグツグツした状態を15~25分キープさせたら火からあげる(汁がこぼれやすいので注意)
『トマトのオリーブ風呂』難易度★★ 調理時間10分
野菜のアルミホイル焼きは調理の途中で開けられないから焼き時間の見極めが難しいもの。でもこの料理は火の入り方が確認できて作りやすい
◎材料
トマト ―― 1個
オリーブオイル ―― 大さじ1
塩
(あればハーブ類)
◎作り方
【1】トマトのヘタ部分を深めに切り抜く
【2】トマトを2重のアルミホイルで囲って、たっぷりのオリーブオイルと塩(あればハーブ類)をかける
【3】上が開いた状態のまま、強火で10分焼きトマトの上部まで柔らかくなったら完成
鉄板料理
鉄板料理は網焼き料理に比べて下にスープや油、小さな食材などが落ちることがないのがメリット。汁気を残した料理やダシの味を濃縮させるような料理、麺料理などが向いている
『ビーフストロガノフ』難易度★★ 調理時間10分
名前の割には簡単な料理。このレシピはアウトドアの王、田中ケンさんのyoutubeチャンネルで紹介されていたもののアレンジ版。サワークリームやバターを使うところをヨーグルトに一本化した
◎材料
薄切り牛肉 ―― 400g
塩 ―― 少々
胡椒 ―― 少々
ケチャップorパプリカパウダー ―― たっぷり
玉ねぎ ―― 2個
キノコ類(マッシュルーム、エリンギ、シメジ) ―― 50g
オリーブオイル ―― 大さじ1
ヨーグルト ―― 300g以上
コンソメキューブ ―― 1個
◎作り方
【1】薄切り牛肉に塩こしょう、ケチャップ(orパプリカパウダー)をたっぷり入れ揉み込む
【2】玉ねぎを半月切りに、キノコ類を角切りにする
【3】鉄板にオリーブオイルをひき、玉ねぎを中火で2分炒めしんなりさせる
【4】【1】とキノコ類を入れ、肉の半分に焼き色がつくまで1分炒める
【5】ヨーグルトとコンソメを入れて混ぜ3~5分煮込む
『味噌けいちゃん』難易度★★ 調理時間30分+10分
岐阜南部の名物料理。もともと地域の家庭料理が発祥なためか、具材や工程に絶対の決まりはない。現地では味噌タイプと醤油タイプの大きく2つの味があってどちらも甲乙つけがたい人気ぶり
◎材料
鶏もも肉 ―― 500g
おろしにんにく ―― 小さじ1
おろししょうが ―― 小さじ1
酒 ―― 大さじ2
みりん ―― 大さじ2
醤油 ―― 大さじ2
味噌(赤でも白でもOK) ―― 大さじ2
ビニール袋
ごま油 ―― 大さじ1
キャベツ ―― 1/2
◎作り方
【1】鶏肉を一口大に切りビニール袋に入れ、おろしにんにく、おろししょうが、酒、みりん、醤油、味噌を投入して揉みこみ、30分以上寝かせる
【2】鉄板にごま油を入れ弱~中火(強火は禁止)で【0】を5分加熱する。肉に火が通ったら一度鉄板からあげる
【3】鉄板に残った残り汁にキャベツを一口大に千切って入れて3分ほど炒め、火が通ったら再び【2】と合わせて完成
『ラタトゥイユ』難易度★★ 調理時間25分
名前がやけにオシャレだけどこのスペイン語を日本語に訳すと「掻き混ぜごった煮」と一気に作りやすそうな響きになる
◎材料
※野菜は大体の量&種類でOK
ナス ―― 2個
玉ねぎ ―― 1個
パプリカ ―― 1個
ズッキーニ(orキュウリorカボチャorなくても) ―― 1本
(あればエリンギ ― 1本)
鶏肉orベーコン ― 50g
オリーブオイル ―― 50cc
おろしにんにく ―― 少々
トマト缶 ―― 1個
白ワイン ―― 大さじ2
コンソメキューブ ―― 1個
塩 ―― 小さじ1/2
砂糖 ―― 小さじ1
醤油 ―― 小さじ1
◎作り方
【1】ナス、玉ねぎ、パプリカ、ズッキーニ、肉類などを一口大に切る
【2】鉄板にたっぷりのオリーブオイルをひき、おろしにんにくと【1】を入れ焦げないよう5分混ぜ炒める
【3】トマト缶、白ワイン、コンソメ、塩を入れ蓋をして10分加熱
【4】砂糖、醤油を入れ、汁気が飛ぶまで煮詰める
『アクアパッツァ』難易度★★★ 調理時間15分
魚介のスープを凝縮させた料理。このレシピでは作りやすさと食べやすさ重視で魚の”切り身”を使っているけど、丸々一匹入れれば豪華な見た目にすることも可能
◎材料
にんにく ―― 2粒分
玉ねぎ ―― 1/2個
レモン ―― 1/2個
エリンギ ―― 2本
オリーブオイル ―― 50㏄
白身魚の切り身 ―― 200g
冷凍海鮮ミックス(エビ、イカ、アサリなど) ―― 1袋
白ワイン ―― 100cc
水 ―― 500cc
ミニトマト ―― 10個
オリーブ ―― 10個
香草類(ケッパー、タイム、ローズマリー) ―― 数本
塩 ―― 小さじ1
アルミホイル
◎作り方
【1】にんにく、玉ねぎ、レモンを薄くスライス、エリンギを厚くスライスする
【2】鉄板にオリーブオイルをたっぷりひき中火にかけにんにく、魚や海鮮ミックスを入れ2分加熱
【3】オリーブオイルに十分熱が入っているのを確認し、白ワインを一周かけてオイルと融合させ白濁スープを作る
【4】水、玉ねぎ、エリンギ、ミニトマト、オリーブ、香草類、レモン、塩を入れ、アルミホイルで蓋をし5分間蒸し焼く
【5】香草類を取り除いて完成
『海鮮焼きそば』難易度★ 調理時間3分
アクアパッツァの派生料理。むしろこれを食べるためにアクアパッツァを作ることもあるほどおいしい焼きそば
◎材料
アクアパッツァの残り(1/4くらい)
焼きそば麺or生ラーメン ―― 1~2玉
◎作り方
【1】アクアパッツァをスープの水位が3㎜になるまで煮詰め、そこに麺を入れて1分混ぜて馴染ませたら完成
『バレンシア風パエリア』難易度★★★★★ 調理時間30分
パエリア発祥の地バレンシアの伝統的な作り方を再現。ウサギ肉を使うところは鶏肉で代用。途中から弱火をキープし続け底面がおこげになるギリギリがベストの仕上がり。火加減が職人技級に難しい
◎材料
オリーブオイル ―― 大さじ1
鶏もも肉 ―― 300g
鶏レバー ―― 100g
インゲン(アスパラでもOK) ―― 6本
すりおろしトマト(トマト缶でもOK) ―― 1個分
水 ―― 700cc
塩 ―― 大さじ1/2
ターメリック ―― 大さじ1/2
生米 ―― 0.6カップ(120cc)
(あればローズマリー ―― 1本)
◎作り方
【1】鉄板にオリーブオイルをひき、大きく切った鶏肉と鶏レバーを中火で2分炒め焼き色をつけ、その後インゲン入れ1分炒める
【2】すりおろしトマトを入れ5分ほど炒め水分が飛んだら炭を弱火にする
【3】水を入れ沸騰したら塩、ターメリック、生米、ローズマリーを投入。5分間したらローズマリーを取り出し弱火をキープしたまま15分以上加熱
【4】米の底をスプーンで引っ掻いて、引っかかる手ごたえになったら火からあげる。3分置いたら完成
スキレット料理
スキレットは炭でも焚火でも使えて、小型で蓄熱性が高いのがメリット。余熱利用、少量調理、少ない油での揚げ物、余熱調理がしやすい
『クイック枝豆』難易度★ 調理時間10分
超簡単なのに豆の甘味がしっかり出て味は本格派。酒飲みの大人と小さな子どもの両方にウケる万能メニュー
◎材料
冷凍枝豆(冷凍でも常温でも可) ―― 1袋
塩 ―― ひとつまみ
◎作り方
【1】油をひかずに枝豆を入れ、強めに塩を振り、両面に軽く焦げ跡がつくまでしっかり焼く
『和ネギアヒージョ』難易度★★ 調理時間15分
オリーブオイルで”煮る”料理。完成したネギを上げてしまえば残ったオリーブオイルをまた使う事が可能。継ぎ足しを駆使すれば何度も継続してアヒージョを作り続けられる
◎材料
長ネギ ―― 2本
オリーブオイル ―― たっぷり
昆布だし ―― 小さじ2
おろしにんにく ―― 少々
塩 ―― 少々
(あれば唐辛子 ―― 少々)
◎作り方
【1】ネギを3cmに揃えて切りスキレットに詰める
【2】オリーブオイルを1cmの深さに張り、昆布だし、にんにく、塩、唐辛子を入れ火にかける
【3】煮立ったら弱火で5分加熱、ネギが柔らかくなってきたらひっくり返してさらに5分加熱
『スコップメンチカツ』難易度★★★ 調理時間30分
ロバート馬場さんが料理番組で紹介していたレシピを基本に、バーベキュー用に簡単にアレンジ。ハンバーグ以上に完全に肉汁を閉じ込められる料理
◎材料 ※直径6インチ(15cm)のスキレット2回分
キャベツ ―― 1/4
玉ねぎ―― 1/4
にんにく ―― 1片
合い挽き肉 ―― 300g
卵 ―― 1個
塩 ―― 小さじ1/2
こしょう ―― 小さじ1/2
豆乳(牛乳でもOK) ―― 大さじ1
ソース ―― 大さじ1
パン粉 ―― 大さじ12
オリーブオイル ―― 大さじ4
アルミホイル
◎作り方
【1】キャベツ、玉ねぎ、にんにくをみじん切りにし、合い挽き肉、卵、塩、こしょう、豆乳、ソースと共に混ぜる
【2】【1】の半分をスキレットに押して詰める。パン粉大さじ6を振りかけ、上からオリーブオイル大さじ2をかけ、アルミホイルで上部を覆う
【3】中火で20~30分間加熱しパン粉が濃いきつね色になったら完成
ダッチオーブン料理
オーブン調理ができることに加えて、鍋料理や燻製料理も出来る優れもの。炭火だけでなく焚火でも使えることがアウトドア的に一番のポイント
『チキンマッシュ』難易度★★ 調理時間25分
アウトドアの王、田中ケンさんのyoutubeチャンネルで紹介されていたものから乳製品を抜いたレシピ。洋風な見た目の料理でありながら醤油のおかげで和なテイストも備えた料理
◎材料
鶏もも肉 ―― 400g
ジャガイモ ―― 中サイズ5個
おろしにんにく ―― 小さじ2
オリーブオイル ―― 適量
塩 ―― 少々
胡椒 ―― 少々
白ワイン ―― 50cc
醤油 ―― 100cc
はちみつ ―― 大さじ2
砕いたコンソメキューブ ―― 1個
◎作り方
【1】鶏もも肉、ジャガイモを乱切りする
【2】ダッチオーブンにオリーブオイルをひき【1】とにんにく、塩、胡椒、白ワインを入れ蓋をして20分加熱する
【3】蓋を開けジャガイモが潰れることを確認する(固いようなら白ワインを加えて再加熱)
【4】 醤油、はちみつ、コンソメを入れ、混ぜながら肉とジャガイモをしっかり潰したら完成
『スタッフドチキン』難易度★★ 調理時間40~60分
「スタッフド」というのは英語で「詰めた」という意味で、丸鶏のお腹にお米や野菜を詰めて焼いた料理のこと。詰めた具材に脂の旨味がしみ込むのが特徴。ダッチオーブンで作ると鶏の脂を周りの野菜も吸うので、すべての具材を美味しく食べられる
◎材料
丸鶏 ―― 1200g
塩コショウ ―― 一握り
冷凍ピラフまたはご飯 ―― 茶碗2杯
じゃがいも ―― 4個
人参 ―― 2本
玉ねぎ ―― 2個
スライスにんにく ―― 3片
各種ドレッシング ―― 適量
◎作り方
【1】丸鶏を洗い塩コショウを揉みこむ
【2】腹中に冷凍ピラフまたはご飯、または切った野菜を入れ、首と尻を爪楊枝で塞ぐ
【3】ダッチオーブンの底に大きく切ったじゃがいも、人参、玉ねぎとスライスにんにくを入れる
【4】野菜の上に鶏を乗せドレッシングを2周かけたら蓋をする
【5】中火力で上面を40分加熱する
【6】蓋を開けて野菜が柔らかくなっていれば完成(まだならそのままさらに数十分加熱する)
『肉の塩釜焼』難易度★★★ 調理時間45分
完成の派手さに対して意外と調理工程は単純。塩と卵白を混ぜる手触りはかなり気持ち良かったりするので、そこだけゲストにやってもらうのもオススメ
◎材料
豚ロース肉or牛モモ肉or魚 ―― 500g以下
胡椒 ―― 小さじ2
塩 ―― 1㎏
卵白 ―― 2個分
アルミホイル
ローズマリー ―― 1本
◎作り方
【1】豚ロースor牛モモor魚に胡椒を振る
【2】塩に卵白を入れ3分間手でかき混ぜクリーム状にする
【3】ダッチオーブンにアルミホイルを張りその上に【2】を1/4敷き【1】とローズマリーを置いたら残りの【2】を肉に隙間ができないように押し付ける(角部分は厚めにつける)
【4】40分焼き塩の上部が焦げ固まったら、塩釜を割って開いて完成
オーブン料理
ウェーバーコンロなどのフタの付いたグリルはオーブン調理が可能。高い火力を長時間維持できる炭火の特徴を活かせる調理方法
『ビア缶チキン』難易度★★ 調理時間50~70分
豪快な見た目でボリューム満点。手羽、もも、ムネなど部位によって違う食感が楽しめるのも魅力。鶏肉の各部位は引っ張るだけで骨からはがすことができる。焼き上がり後はフォーク2本で解体するのがオススメ
◎材料
丸鶏 ―― 1.2kg
スパイス類(塩こしょうだけでもOK) ―― たっぷり
オリーブオイル ―― たっぷり
350cc缶ビール ―― 1/3
ビア缶スタンド(ビール缶が立ちさえすれば針金細工などでもOK)
温度計
◎作り方
【1】丸鶏を洗いフォークで全体に穴を開けスパイスとオリーブオイルを練り込む
【2】缶ビールをスタンドにセットし、その上に丸鶏を差して立たせる。鳥の首部分の穴を塞ぐため人参や小じゃがいもをはめるか、爪楊枝などで縫う
【3】【2】をコンロに置いたあと蓋をし炭を離して配置する(炭と肉が近い場合は足部分にアルミホイルを巻く)
【4】グリル内160~200℃で40分焼き一度チェック。濃いきつね色になっていれば完成(まだなら再加熱しその後10分ごとに色をチェック)
『イージーパン』難易度★★★★ 調理時間1~3時間+20分
均一な品質を求めなければおいしいパンを作るのは意外と簡単。昔のヨーロッパの人はどの家庭でも作っていたわけで、日本人がお米を炊く感覚と同じと思えばハードル下がるはず
◎材料
強力粉 ―― 1.8カップ(200g)
ドライイースト ―― 小さじ2/3
砂糖 ―― 大さじ1
塩 ―― 小さじ1/2
溶き卵 ―― 大さじ1
サラダ油 ―― 大さじ1
40℃の豆乳(水でもOK) ―― 0.45カップ(90cc)
◎作り方
【1】強力粉、ドライイースト、砂糖、塩、溶き卵、サラダ油、40℃の豆乳or水を混ぜ塊になるまでこねる
【2】【1】を放置し膨らませる(30℃なら1時間、20℃なら2時間、10℃なら3時間)
【3】4つに分けて丸めて網に置き、蓋をして20分焼いたら完成
燻製料理
バーベキューでのライトな燻製であれば蓋つきコンロやダッチオーブンで十分調理可能。蓋つきコンロの場合はアルミホイルで作った器にスモークチップを入れ炭の上に乗せる方法。ダッチオーブンの場合は底にアルミホイルを敷いてスモークチップを広げ、底上げネットをセットした上に食材を置く方法がおすすめ
『スモークウイング』難易度★★ 調理時間 数日+6時間+30分
一本一本を各自でつまんで食べることができる、作るのも食べるのも簡単な料理。それぞれが小さい分塩漬けの際に内部の水分をしっかり抜くことができ、独特のムチッとした食感を簡単に実現できる
◎材料
鶏手羽 ―― 600g
塩 ―― 大さじ1
ビニール袋
スモークチップ ―― 大きく一握り
アルミホイル
◎作り方
【1】鶏手羽をビニール袋に入れて塩を揉みこみ、数日冷蔵庫に寝かせる
【2】流水で表面を洗ったら溜めた水に30分浸けて塩抜きをする
【3】水気を拭きとったらザルに乗せて冷蔵庫で6時間以上乾燥
【4】スモークチップを入れたアルミホイルを炭の上に置き30分以上燻煙。濃いきつね色になったら完成
同じ工程で手羽元も調理可能。太い分、中まで火を通すのに40分以上とやや時間がかかる
90分かけて目一杯燻煙してみた超スモーキーなモモ肉バージョン
『シンプル燻製ポーク』難易度★★ 調理時間 数日+2時間+6時間+40分
シンプルなつくり方で作業自体は楽だけど塩漬けに数日、塩抜きに数時間、乾燥に2~6時間と、待ちの時間は長い。バーベキューをする日時から逆算してあらかじめ仕込みをする必要あり
◎材料
豚肉塊(バラorロース) ―― 600g
塩 ―― 大さじ1
ビニール袋
スモークチップ ―― 大きく一握り
アルミホイル
温度計
◎作り方
【1】豚肉の裏表にフォークで穴をあけ、ビニール袋に入れ塩を投入し揉みこんだら、空気を抜いて冷蔵庫で数日寝かせる
【2】”塩抜き”のため流水で表面の塩を洗い流した後、水をためたボウルに肉を入れて30分おきに水を変える作業を3度繰り返す
【3】水分をふき取りザルなどに乗せて冷蔵庫で6時間以上乾燥させる
【3】炭火の上にアルミホイルに乗せたスモークチップをセットし40分燻煙。温度計で内部温度を計り63℃になっていたら完成。まだなら15分ごとに温度チェックを繰り返す
その他のギアを使う料理
『シェラカップ茶碗蒸し』難易度★★ 調理時間30分
シェラカップが3つあれば1カップ単位での湯せんができる。この方法であれば他の湯せん料理(プリン、チーズ&チョコフォンデュ、スクランブルエッグ)に応用も可能
◎材料
シェラカップ3個
卵 ―― 1個
昆布だし ―― 小さじ1
塩 ―― ひとつまみ
好みの具(鶏肉、エビ、イカ、かまぼこ、ぶなしめじ、しいたけ、たけのこ等)
水 ―― 150~180cc(具の水分量によって加減)
湯せん用の水 ―― 150㏄
アルミホイル
◎作り方
【1】1つ目のシェラカップに溶き卵、昆布だし、塩、好みの具、水(水分多い具材なら150cc水分少ない具材なら180cc)を入れる
【2】2つ目のシェラカップに水150ccとアルミホイルで作った輪を土台として設置
【3】【2】を焼き網に置きフツフツしてきたら【1】を上に重ね湯せんする
【4】3つ目のシェラカップで蓋をする
【5】10分~20分で【2】のカップの水が再びフツフツしてきたら、蓋のシェラカップを外して固まり具合を確認。スプーンを入れて形を保っていれば完成
『高火力たこ焼き』難易度★★★★ 調理時間15分
鉄板タイプのたこ焼きプレートがあればバーベキューでのたこ焼きパーティーをすることもできる。電気で作るよりはるかに高火力を保てるのがメリット
◎材料 (20個分)
たこ焼き粉 ―― 100g
卵 ―― 1個
水 ―― 450g (規定量の1.5倍)
サラダ油 ―― 適量
茹でタコ ―― 80g(※その他の具材 ― イカ、エビ、ウインナー、ベーコン、もち、キムチ)
ネギ、キャベツ、紅生姜、天かす ―― 少量をお好みで
ソース
マヨネーズ
千枚通し
耐火グローブor軍手(熱さ対策)
◎作り方
【1】たこ焼き粉に規定量の卵と規定量の1.5倍の水を入れ混ぜる
【2】最高火力の炭でたこ焼き器を加熱し油をたっぷり塗る
【3】たこ焼きプレートの枠いっぱいに【1】の生地を流し入れ、具を投入
【4】3分後、生地が円形に盛り上がってきたら千枚通しを使い周辺部分の生地を玉穴に押し込む
【5】玉を90度ひっくり返し新たに【1】を追加
【6】3分後、周辺の生地を玉穴に押し込み90度ひっくり返し丸く整えたら完成
前菜料理
『瓶ピクルス』難易度★★ 調理時間15分+3日
事前に用意できて作るのも簡単な料理。ゲストが手持ち無沙汰になる火おこしの時間に食べるのにも良い。”酢”の種類によって完成品の味が変わるので、凝りたい人は洋風の酢や果実酢なんかを使う手も
◎材料
大きめの瓶
きゅうり ―― 1本
ニンジン ―― 1/2本
パプリカ ―― 1個
(あればエリンギ、大根、玉ねぎ、トマト、アスパラ、茹でエビ、茹でイカなど)
酢 ―― 250cc
白ワイン ―― 100cc
砂糖 ―― 大さじ5
塩 ―― 大さじ1/2
(あれば唐辛子、あらびき胡椒、ローズマリーなど)
◎作り方
【1】きゅうり、ニンジン、パプリカなどの具材を太さ1cm長さは瓶の高さに合わせて切り、瓶に詰める
【2】酢250cc、白ワイン100cc、砂糖大さじ5、塩大さじ1/2、スパイス類を混ぜて火にかけ、沸騰後5分加熱する
【3】【2】を熱いまま具材にかけ粗熱がとれたら冷蔵庫に入れる
【4】3日後に完成