【写真旅&B級グルメ】フォトグラファーあまのしんたろう『ヤミーアートブログ』

【まち撮り系写真家】が送る日本のスナップ写真ブログ「無名の町の路上観察」から「有名イベント」まで筆者体感の物事を現代アートなアプローチで面白い世界に!常にカメラ持ち歩く人に共感貰えそうで特にオススメ|愛知県岡崎市出身★第5回写真出版賞・最優秀賞

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【実食レポ】三井アウトレットパーク岡崎が開業!飲食店45店舗・地元グルメガイド

2025年10月31日のプレオープンを経て、11月4日に愛知県岡崎市・本宿駅近くにグランドオープンした『三井アウトレットパーク岡崎』

約180店舗が集まる大型アウトレットモールで、飲食店は45店舗と国内アウトレット最多=日本一。広大な公園エリアを中心に、高級ブランド店から激安のお肉屋さんまで揃う多彩なラインナップが魅力。観光客と地元客が交わる“新しいスタイルのアウトレットモール”が岡崎に誕生した。

この記事では、三井アウトレットパーク岡崎の飲食店を中心に紹介。気軽に買って公園で楽しめるテイクアウトグルメから、ゆったり味わえるレストランまで。なかでも【店舗限定グルメ】や【ここでしか食べられない料理】を優先して実食レビュー!

 

 

OKAZAKI MARKET(岡崎マーケット)

広い公園が広がり、それを囲むようにレストランとマルシェの入った建物が配置

OKAZAKI おいしい MARKET

12の地元名店が並ぶマルシェ型施設。弁当やファストフード、お菓子などのテイクアウト料理、おみやげ食品の他に、激安なお肉屋もあって観光でも普段使いでも食を楽しめる

風土市場こだわりや

お弁当やお土産系食品が大量にあるお店。ここに3店舗ある”風土市場”と付いているお店はレジが繋がっているみたいなので、他が混んでいる場合は比較的空いているここのレジを使うのがいい、内緒の小技

2つ並んだコーナーにはお弁当が大量に山積みされてが用意。ピークタイムになると大行列でいつ食べられるか分からなくなる他の飲食店に比べて、いつでも安心してご飯が手に入れられるのは嬉しいところ

「ちょうどいいドン!鶏みそ」(400円)

味噌だれが染みた鶏モモ肉の唐揚げの丼弁当。唐揚げは3個分を半分に切った6枚入り。衣はしっとりしていて甘辛く、過度に味噌過ぎない良い塩梅。真ん中のキャベツがやけに新鮮でおいしかった。お弁当なのに味噌の芳醇な香り高く、安さに甘えてない印象

食事でもおやつ感覚でも食べられるハーフサイズで、2つ食べたら満腹になるくらいのボリューム。ちなみにこれ以外の種類の「ちょうどいいドン」もあった

「究極のきぬドーナツ6個」(430円)

大豆を主原料にした、柔らかで甘すぎないドーナツ。甘いドーナツは苦いコーヒーに合うけど、これは緑茶でも麦茶でもハイボールでも何でも合いそう。食べ口軽く、意外と沢山食べられるけど、6個入りは4人くらいで分けないとおやつには多い。コスパを考えると最強クラスではある

風土市場うまいもんや(高浜とりめし)

高浜市名物の高浜とりめしを中心に、色々な地元系の珍しい料理を出すお店。B-1グランプリによく出ていた関係か、愛知県内の他の名物料理とのコラボメニューもいくつかあった

「高浜とりめし稲荷・豊川高浜いなり」(500円)

「豊川稲荷ずし」に「高浜とりめし」を詰めた、三井アウトレットパーク岡崎店限定のコラボ稲荷。豊川市と高浜市の名物が、地理的にその間にある岡崎市で合わさったちょっとエモい料理

「高浜とりめし」の味が「揚げ」の強い甘さとマッチして。強いもの同士の組み合わせのはずなのに、やけに一体感が生まれてておいしかった

 

風土市場まめぞう(豆腐、豆乳系商品)

豆腐を中心に、豆乳系の菓子も作るお店。オススメは豆乳プリンの黒ゴマ味。最近あまり見かけないけど、あったらソイラテプリンは必買級の絶品

 

石川屋(精肉、惣菜)

半田市発で三河地方を中心に16店舗展開しているお肉の専門店。肉質の良さを考えると激安といえる価格。それに加えて惣菜のクオリティーが高いのも魅力。自分はここ以外でも愛知県内の各所の石川屋でよく肉を買う

小間切れとはいえ知多豚が100g86円は破格!

「豚まん」(350円)

お肉屋さんだけあって豚の旨味が強く、大ぶりでボリュームある。中に入っている餡の肉汁があまりにたっぷりで、内側がかなりしっとりしているのは賛否ありそう

「鶏ミンチカツ」(195円)「豚ミンチカツ」(195円)

手頃サイズながらかなり厚めに成形されていて旨味を逃がさない工夫がみられる。正直言ってこの2つ、具材は全然違うはずなのに味がかなり似ている。なので、どちらか一方を気分で選んでいい。強いて言うなら、すっきり目なのが鶏ミンチで、柔らか目なのが豚ミンチ

「知多豚串カツ」(540円)

作り置きを食べることになるので衣はフニャっとした馴染みある食感。でも中の肉はやけにすっきりしていて、肉の味はクッキリで食感柔らか、脂の部分は甘く食感は極柔らか。お肉屋さんらしい”肉質勝負”の串

 

藤田屋(あんまき)

たっぷりのあんこを分厚い生地で巻いた菓子「大あんまき」が売りの知立市の名店。「大あんまき 天ぷら」は280円の安さながらものすごく美味しく、またものすごく食べ応えがある究極のコスパ商品(カロリー爆弾と言っても過言ではない)

 

ダカフェ(フルーツサンド)

岡崎市のダイワスーパーが手掛けるフルーツサンド中心のお店。もともと八百屋がやってるだけあって、ふんだんにフルーツが使われている

 

暴れん坊チキン(からあげ)

岡崎市に本店を構える唐揚げ屋。本店は並ぶことが多いのでここは穴場かもしれない。岡崎アウトレット限定の弁当「暴れ飯」は新定番としての期待大

 

パンのトラ(パン)

安城市に本店を構えるパン屋。パンの種類が豊富で惣菜パンが多いのは嬉しいところ。アウトレットパーク岡崎の限定商品として販売されるドーナツが注目品

 

えびせんべいの里(えびせんべい)

知多郡美浜町の大手えびせんメーカー。お土産でも常食でもいける

本店でも人気の試食コーナーも健在。コンパクトなスペースで各種のえびせんべいが食べられるので食べ比べがしやすそう。全部食べるとそれなりにお腹が膨れるから注意

 

北海道うまいもの館(北海道物産)

愛知各所の名店が並ぶ中に北海道が!とはいえ名古屋地下街や愛知の各ららぽーとにあるので割と馴染みがある店。北海道のメーカー品や名産品に、テイクアウト品コーナーも

「きたあかりコロッケ」(250円)

分厚く入ったジャガイモは滑らかな舌触りで甘い(さつまいもに近いくらい甘い)。衣はサックサクで価格通りの確かな美味しさ

「黒毛和牛メンチカツ」(300円)

極粗挽きと細挽きの肉が混ざったような食感で美味しさと珍しさがあった。シンプル塩味だけど肉汁からくるうまみが強く華やかな味

 

レストランエリア

OKAZAKI MARKETの北側には、西尾市うなぎの「山水亭」、安城市焼肉の「安萬」、名古屋市の精肉店「スギモト」、名古屋市の月島もんじゃ「おこげ」の4店舗が並ぶ

おこげ(もんじゃ)

本店が名古屋にある月島もんじゃという、ちょっと不思議なお店

もんじゃ、お好み焼き、焼きそばなどの料理を、全て店員さんが目の前の鉄板で作ってくれる

「明太子もちもんじゃ」(1848円)

愛知ではなかなか見られない「もんじゃ作り」が見られるのがまず面白い点。出来たてだとグニョグニョした食感で、店員さんに言われた通りしばらく待って焦げがつくとスナッキーでおいしさ倍増。店おススメの明太もちは、明太子のピリ辛とつぶつぶ感の存在感が全体のレベルアップに効果絶大。もちは鉄板の上で柔らかくなり明太子を纏ってより美味に。明太子の風味がカーッとくるから途中でお酒が欲しくなる逸品

「ソース焼きそば」(1078円)

ソースの香りが強い割に塩辛くなく、とても食べやすい料理。麺はモチモチだけど鉄板に長く振れていた麺の下側はサクサクで新食感

「豚玉・お好み焼き」(1188円)

生地を半分焼いてから焼いた肉を乗せそこにもう半分の生地をかけてひっくり返すという、肉を挟み込んだ独特の焼き方。焼き上がりの生地はフワフワ。キャベツは甘み十分に引き出されていつつ少しシャキシャキ感もある絶妙な焼き加減。肉のうまみと共にクセの少ない玉子が効果的で、味の濃厚さを出していた

今回食べた3品目の中だとお好み焼きが一番好き

 

公園エリア

芝生広場やじゃぶじゃぶ池、ドッグラン、遊具エリアなど、のんびりできる空間が詰まっていた。遊具エリアは地面やベンチが絶妙に柔らかくて安全面での配慮が感じられた

公園全体で1時間に1回、霧が広がる「ミストショー」が実施。夏場は涼しく、雨の日だと幻想的に

じゃぶじゃぶ池では20分に1回、音楽に合わせて水が噴き出す「噴水ショー」も実施。水深は2㎝くらいとごく浅いので、夏は子どもたちが遊べそう

夜は光が灯ってさらに美しくなる

 

 

アウトレットゾーン

約130店舗が並ぶ2層構造のショッピングゾーン。ベンチや広場などの休憩スペースが多くあり、店舗側には常に屋根があるので雨でも見回りやすい。陽が落ちてから発揮される凝ったライティングも見もの

フードコート

大きな建物を直線状にまっすぐ抜けられる広大な空間で、その左右に飲食店がそれぞれ6店舗ずつ(合計12店舗)並んでいた。席数は770と多いがピーク時には席探すのに苦労するほどの賑わいになっていた

県外の飲食店や地元の名店に加えて、大型チェーン店も

優光(ラーメン)

京都発祥のラーメン屋が出店

「淡竹」(1000円)

貝の出汁がものすごく濃く、それに合わせて配合した醤油の塩辛さと、粗挽き胡椒のアクセントがあるスープ。澄んだスープでこのパンチ力はスゴい!麺は太めで殻ごと入った全粒粉、ゴツゴツ感ある食感がスープとマッチ。メンマは細い一本で上品で爽やかな独特の味。チャーシューはピンクの火入れ具合で弾力と旨さを両立。とにかくガツンとくる味で、店名の優光(優しい光?)のイメージからは、良い意味で裏切られるラーメン

 

気になったショップ

たち吉(和食器)

和の器のお店。日本酒を飲むのに良さそうな器を探していたら、かわいいのを見つけた

使うタイミングはなさそうだけど、心くすぐられるデザインのモノが。

 

HOME & FIELD(キッチン、アウトドア)

一歩踏み込んだ工夫やデザインをしたアウトドア用品やキッチン用品が並ぶ店

この「VISIONS」という商品はガラスセラミック製で耐熱温度差400℃。電子レンジ、オーブンだけでなく直火でも使えるとのこと。レンジで加熱してそのまま火にかけられるのは便利そうだし、蓋をして横から調理状態を見られるも良さそう。ただしアメリカンなサイズなのでどのサイズまで自分の家のレンジやオーブンに入るかは注意が必要

テレビ&ラジオ搭載のポータブル電源。HDMI入力ができて、これを使ってゲーム機やPCを接続できる。レトロなデザインもイイ

 

LIVING HOUSE(家具)

基本的には高級感ある洗練されたデザインの家具が並んでいたけど、オブジェコーナーのクセが凄くて面白かった

 

キッズパーク

アウトレットゾーンの中庭的な広場にも無料の遊具空間がある。2つのエリアに分かれていて、大きな滑り台のあるこちらのスペースは3~6歳が遊べる

動物オブジェや小さな滑りがいがあるこちらのスペースは0~3歳までが遊べる

 

サウンドストリート

2階西側のトイレに繋がる道には、岡崎で育った作曲家「冨田勲」の紹介展示があった。有名曲から地元岡崎の校歌まで幅広く解説

冨田勲が作った10曲約30分を聞くことができる「立体音響体験スペース」。奥まったトイレ横の地味な場所にあるけど、ここ凄くオススメ!自分は一番のお気に入りスポット

 

イベント

MAZIC HOUR(マジックアワー)

夕方18時、19時、20時に数分間上演される光と音と水のショー。噴水を中心に公園エリア全体にカラフルなライトが煌めく。帰る時間を遅らせても観る価値があるくらいステキな演出、満足度高い

 

イマーシブドーム

全方位・全天スクリーンの映像とサウンドを楽しめるドームシアター。料金は大人1000円、中高生500円、小学生以下無料と、子どもに優しく大人にちょっと厳しい価格設定

内容は3つの映像セクションに分かれていた。最初はラリーカーの迫力あるサウンド付き映像で大人向き。ドームの真ん中に立って見ると強い疾走感味わえる。けれどその代償に平衡感覚を失ってちょっと酔う。心配な人は最初から端っこで観た方が良さそう

2番目は、花びらが舞ったり水面と色彩みたいな美しい映像。自分はこのセクションが一番好きだった。これはどちらかというとカップルや女性向きだと思う

3番目はクマのキャラを探す子ども向きの映像作品。大人でも結構楽しめた

 

ステージイベント

大屋根テラスと呼ばれる2階の広場ではトークショーや、吹奏楽の演奏が展開

 

 

オススメ料理ランキング

現時点での実際に食べた料理ランキング

1位 北海道うまいもの館「コロッケ(250円) 

2位 優光「淡竹(1000円)」

3位 うまいもんや「高浜とりめし稲荷(540円)

4位 北海道うまいもの館「メンチカツ(300円)

5位 石川屋「知多豚串カツ・4本(540円)

6位 おこげ「豚玉・お好み焼き(1080円)

 

※今後も週一回ペースで通って、料理レビューをコツコツ追加していく予定