磁石固定でTシャツをディスプレイする方法
推しキャラTシャツやライブTシャツ、プロ野球ユニフォームなどを「着る用」ではなく「観賞用コレクション」として購入することは、けっして珍しくないはず。ただ、せっかく手に入れても飾り方に悩んで、そのままタンスや衣装ケースにしまい込んでしまうことも多いのでは?(自分もずっとそのタイプだった)
そんな中、最近あらたにフルグラフィックTシャツを入手したのをきっかけに「どうせなら額装してポスターのように壁に飾れないか」と考え、ホームセンターや家具店を巡って簡単・安価・見栄え良く額装する方法を大模索
その結果、手軽かつ満足のいく仕上がりにできたのでその方法をまとめてみた!

用意するもの
・「観賞用Tシャツ」
・ニトリ「A1サイズポスターフレーム マット付N3」(2690円)
・ダイソー「超強力マグネット 23㎜ 200ミリステラ」(110円×8個)
・大一鋼業株式会社(MARKEY)「スリーピン」(361円)
(※価格は2025年時点)
A.額装作業
❶.額縁を用意
多くのホームセンター、家具店、美術店で"大きな額"を探し回ったところニトリのA1サイズポスターフレーム マット付N3が高いクオリティーの割にお手頃価格だったため購入

❷.Tシャツのサイズを合わせて収納
【額表側】
このTシャツはフリーサイズ(身丈約77cm/身幅約58cm/肩幅約54cm/袖丈約24cm)となっていて一般的なサイズだとXLくらい。目一杯広げた状態だとA1サイズでも袖の部分が大きくはみ出てしまった

【額裏側】
はみ出る部分だけ額に合わせて折り畳んで収納。この時に首の部分を出来るだけ上方に合わせておくと、この後の工程での固定力が高まって良い

❸.マグネットを用意
ダイソーの「超強力マグネット8個」を用意。厚さ2㎜とTシャツの中に仕込んでも目立たない割に引き合う力が強くてオススメ

❹.Tシャツにマグネットを設置
【額裏側】
Tシャツ内の「袖の付け根」と「首元」の4ヵ所にマグネットを配置(↓写真「〇」の位置)

❺.Tシャツを額に固定
【額裏側】
上の写真の状態に付属の背景紙(薄手)を乗せて、その上に付属の枠マットを設置。もともと表面側にあった枠マットを裏面側に置くことで、前から見た時の背景をスッキリさせる。と同時に外側のTシャツを挟み込む固定力を確保

付属のベース紙(厚手)をはめて金属パーツを回してロック。残りのマグネットをひとつひとつ紙に近づけるとほとんど額の中のマグネットは動かずに勝手にくっついていく(もしズレても表側を見ながら後ろのマグネットを動かして簡単に直せるから大丈夫)

これで一旦「額縁の作業」は終了!
B.壁への取り付け作業(薄い壁の場合)
❻.ピンを用意
大一鋼業株式会社(MARKEY)のスリーピンをホームセンターで購入。十分な耐荷重がある壁ピンの中で、最も安全で簡単に付けられると判断

❼.ピンを壁に固定
額の設置位置を考えて、刺したい位置を決めたらトンカチのようなもので叩くだけ。自分は手近にあった「釘抜きの反対側」で叩いた ※3本のピンを同時に刺すことになるため素手で刺すのは無理だった

C.壁掛け作業
❽.額をピンに掛ける
Bで取り付けたピンにAをひっかけたら作業完了。額の裏側には引っ掛け用金具が最初からついているので、それをピンにかける。1回で水平にかけるのは難しいから、かけては一歩下がっての修正を繰り返し、納得の角度になったら完成!
(※この段階でも後ろのマグネットを動かして中のマグネット位置の調整が可能。【額表側】から見ると「〇」の位置にマグネットがある状態が良い)

まとめ
以前はマグネットを使わず”額とベース紙で挟み込む方法”で固定。しかしその方法では半年たった辺りから生地がずり下がって弛んでしまった
そこでこのマグネットを使う方法に改善。このやり方なら”半永久的に固定”できるのが良いところ。またこれの特に良い点は”Tシャツへのダメージの少なさ”で「強力マグネット」とはいっても挟み込む力は「弱めの洗濯バサミ」くらいのもの。これなら大事なTシャツを安心して飾れる
もしユニフォームやライブTシャツなんかの観賞用のシャツを部屋に飾りたい人がいたらこの機会にぜひこの方法を真似してみてほしい!