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【紅葉】ピーク外れても楽しいグルメ&賑わい体験『第69回・香嵐渓もみじまつり』2024年

香嵐渓とは

愛知県豊田市足助町にある紅葉の名所が『香嵐渓』 春夏秋冬楽しめる景勝地ではあるものの毎年11月ごろに行われる「香嵐渓もみじまつり」の時期は別格。渓谷沿いに多く屋台、お土産屋や出し物が並び、日本全国だけでなく海外ツアーの観光客も集まって大いに賑わう

ライトアップがされる夕方の時間帯や紅葉ピーク時は、臨時で追加される駐車場まですべて埋まってしまい香嵐渓を中心として十キロ以上(数時間レベル)の渋滞が起こることでも有名

 

今回は2024年11月26日9時30分来訪

2024年は夏が暑く長かったため紅葉のピークも後ろにずれていて、例年ならピークを迎えているはずの11月26日でも”紅葉し始め”な状態だった。そのためか香嵐渓にほど近いメイン駐車場(代金1000円)でさえスムーズに入れた

 

香嵐渓の景色

平日という事もあってかすべてのお店が9時台の時点で開いているわけではなかったけど、それでも半分以上の屋台が営業を始めていた(11時にはほぼすべての店がオープン)

色づき具合に関してイチョウの黄色は大変素晴らしかった。紅葉はまだまだこれからな感じ。↓下の写真でみるとまあまあ赤く見えるけど実物で見ると物足りなく感じると思う

お店の固まったエリアからずっと奥まで歩いた「一の谷」にある紅葉だけは見事に紅く染まっていた

「一の谷」には剥製の展示もあり、紅葉とはまた違ったフォトスポットに

香積寺

はるか昔にここにモミジを植え始めたのがこのお寺。その見事さに感化されて100年前にまちをあげて大植樹したことで、今の香嵐渓が生まれたという

 

香嵐渓もみじまつり

実際に食べたもの

『八千代・どて串(200円)』

蒟蒻と小腸を赤味噌で煮込んだ串。愛知県民にはおなじみの料理で、旅行者にもまず食べてみてほしいオススメの味

 

『小鳩屋・甘酒(600円)』

正直一般的な甘酒より値段は高い。だけどここのは名酒「空(くう)」の蔵の酒粕を使用しているとのこと。深い風味&スッキリ感あり値段に負けぬ美味しさ

甘酒ってそんなに頻繁に飲むものでもないだろうからせっかくなら一度、最高級のものを味わってみてほしい

底の方に潜んでいる粒はお米のような形状で、けっこう固さがあって特徴的

 

『みつば・中華そば(1000円)』

ダシ濃いめのスープにコシある麺、王道の醤油ラーメンを正当にレベルアップさせたおいしさ。具がチャーシューではなく味付け煮肉なのは珍しいかも

狭いスペースで店を成立させるための「食べてる途中で段々右に移動していく」という立ち食いシステムも”お祭り感”あってイイ

 

 『井筒亀・モミジコロッケ(350円)』

香嵐渓のすぐ近くにある足助のまちなかにあるお肉屋さんが出店。猪コロッケは昔そのお店で食べたことあって、たしか意外とオーソドックスに美味しかったような。なので今回は鹿肉使ってるモミジコロッケの方をチョイス

鹿肉の強い風味に対して、少しのカレー風味とカリカリ部分多い衣の香ばしさがマッチしていた。モミジの形がちゃんと美味しさに繋がっているのが良い!

 

『はなもみじGIRO・燻製おさつチップス(880円)』

極薄(0.1~0.2㎜くらいだと思う)なのでさつまいも自体の甘さはほんのり程度で、そこに燻製の香りと軽い塩味。単純な”お菓子”ではなく、特別な存在感のある食べ物だった

この日はお土産用にもなっている燻製バージョンしか売っていなかったが、揚げたてをカップに入れて出してくれる700円のものもある。ここは別の時期でも食べられる店舗なので今度来た時はそれを食べようと思う

 

気になったお店

川見茶屋

古い建物に入っている店で、かなり早い時間にお店が開く(9時半くらい?) 早朝に香嵐渓に行った場合は寒すぎて体が冷え切ることになるから、一通り紅葉を見たら一旦ここで暖を取って再出発するのがいいと思う(火の入った本物の囲炉裏もあったはず)

中国菜館

”もみじまつりといえば刀削麺”と定番化していたお店だが、今年はいつも呼んでいる中国料理人が来日できないということで台湾ラーメン(1000円)に変更。これもそのうち食べたい!

 

猿回し公演

雨天以外は毎日やるというお猿さんのショー。この日は相当風が強かったけれど、元気に演目を成功させ続けていた

 

まとめ

香嵐渓は紅葉のピークを当てるのがまず難しいことに加えて、ピークになったらなったで渋滞が凄まじく地元民でさえ行くのは大変な場所。県外の人が最高のタイミングで観るのは相当な運が必要になってくる

なので紅葉に関しては”キレイだったらいいな”くらいの心づもりに止めて、主目的は「まつりの雰囲気&グルメ」に置いた方が健全に楽しめそうでオススメ!

それかもう”渋滞そのもの”を思い出にできるようにする作戦を立てるのも手かも。好きな音楽を数時間分ピックアップ、車内で食べるおやつ、緊急時のトイレ対策を用意した上で、渋滞中の車窓から紅葉の景色を堪能すればそれなりに楽しい……はず。

 

あと愛知県で”紅葉だけをゆったり楽しみたい”という人ならかおれ渓谷というマイナー名所があるのでそっちをオススメしたい!