特別展『水族最強決定戦』
2024年7月20日~9月29日、碧南海浜水族館で開催の特別展『水族館最強決定戦』は、進化の末に手に入れた”最強”の特技を持った生物たちの展示
「攻撃力=強さ」というだけではなく「生きる力=強さ」という考えも含めて、色んなアプローチの”最強”が集まった
碧南水族館とは
愛知県碧南市にある小規模な水族館で、キャッチーで分かりやすい特別展が特に人気。過去には「妖怪やUMAなどの未確認生物をテーマにした展示」 などを開催している
入館料は大人500円小人200円とリーズナブル。駅から歩いて15分と結構あるから、近隣県民は車で行って無料駐車場に停めるのが一般的だと思う
ちなみにこの日は日曜ということで駐車場は満車に近い埋まり具合。ただ早い時間でもけっこう出ていく車が多くて”探せばどこか空いている状態”だった
特別展エリア
水族館に入ってすぐのエリアが特別展の会場。↓この写真に写っている部分が全てだからかなり小規模ではある。その分、見やすく楽しみやすい内容になっていた
「毒」で身を守る生き物は多い。その中でも化学的に強い致死力の毒を持った生き物ベスト3が紹介されていた(純度や量は異なるので諸説らしいけど)
「忍び力」に特化したのがヒラメやカレイの仲間たち。特にこのイシガレイの子どもは数センチくらいで、水槽にいてもよく見えない。広い海にいたらまず見つからなそう
「速さ=強さ」という発想はロマンであり真理だと思う。競馬では「速さ=強さ」そのままだし、人間でも速く走るだけでモテたりする
あとこのマカジキはその速さと形状から水族館で飼育するのがとても難しい魚だから、ここで生体を展示するのはまず無理。ということで開き直って堂々とレプリカを展示しているのが”碧南海浜水族館の展示”って感じがして好き
「鎧」のように硬いウロコにトゲのヒレを持つマツカサウオ。それだけで十分最強の守りを持っているのに、なぜか分からないけど”光る”という特技もあるらしい。まさか自分の鉄壁さに自信ありすぎて、周りの捕食者を煽っているとか?
ウミザリガニは細胞の老化を抑える働きが強くて、一説には百年以上の寿命を持ち、死ぬまで成長と繁殖能力の保持を続けるらしい。「不老長寿」なんていう生物誰もが欲しいであろう能力は、たしかに”最強”といえそう
常設展エリア
「大水槽」はその名のとおり見事な大きさ。水族館近くの三河湾の海をイメージした水槽で、近くの魚市場で水揚げされる魚中心に展示されている
キサンゴ科のイボヤギ、エダイボヤギがびっしり。花畑みたいな華やかさがあって気に入っている水槽
これはオオイソギンチャクモドキという生き物でイソギンチャクモドキ科に属しているらしい。”イソギンチャクではない大きいヤツ”ということはよく分かるけど、じゃあ一体こいつは何なのかが気になった
水族最強決定戦には入れなかったけどこちらも猛毒の魚。写真右下にいて岩にソックリだから、間違えて踏んでしまいそうで怖い
深海にすむはずのタカアシガニに見下ろされるのもまた不気味でコワイ
絶妙な角度で静止している魚が。うまく岩に支えられてる気もするから、この状態が楽なのかな?
まとめ
この碧南海浜水族館の最大の長所は、規模的にも雰囲気的にも気軽に入れることだと思う。わざわざ県外からくるほどのボリュームはないけど、ドライブついでに1~2時間楽しむ程度のつもりで行くのに最適
あと水族館エリアの他にもビオトープエリアや科学館エリアもあって、のんびり目的や家族行楽目的でも楽しめるのが良い!(↓その他の施設は前回来館時の記事参照)
前回も書いたけれど小規模ゆえのフットワークの軽さで面白いテーマの展示をガンガンやってくれる水族館。ハマる人にはハマるニッチな展示もやるので、季節ごとにいつもイベント情報をチェックするのをオススメしたい!