2019年3月23日~31日まで愛知県名古屋市の白鳥庭園で開催のアートイベント『異界庭園』の初日に行ってみた!
これは白鳥庭園内の各所に14組ものアーティストの作品を配置するもの。庭園に馴染んだ作品が多く、しっかり探さないと見つからないモノもあったりする変わったアートイベント
白鳥庭園
「白鳥庭園」は名古屋市最大級の規模の日本庭園として平成3年に開園。園の各所が山、川、海に見立てられていて、水の物語がテーマになっているとのこと。入場料は300円
滝、川、池という水の流れに加えて、季節の木々も。この日は桜が咲き始めていた
本格的な数寄屋建築の「清羽亭」
庭園の中にある庭園
異界庭園
「界」の文字が変質した奇妙な看板。頑張れば顔はめパネルとして使えるかも
造形集団「某」の作品。なんか見たことあると思ったら、昨年豊田市で見たトヨロックでもステージを作ってた
会場の片隅に潜む鈴木勇作の作品。目が付いていなかったら、もともと庭園にあるものと勘違いしてしまいそう
西山弘洋の作品。パッと見では馴染んでる。でもよく見ると馴染んでない
大塚巧季の作品。キレイな異物感
宮本宗の作品。ちょいコワ
やまもとあかねの作品。庭園に流れる川にあって、お互いに良さを引き出してる感じでマッチしてた
これはたぶんアート作品ではなくもともと白鳥庭園にある岩。龍っぽくて好き
ニシノテツロウの作品。竹がピカピカ光る
安藤祐輝の作品。一番アートっぽいかも
うつつ世の市
軽食や農産物、アート作品、ワークショップなどいろいろなブースが並ぶ
イベント本部。オフィシャルのブースからしてキテる
窃視箱。小さな穴から覗く作品
箱庭ワークショップ・関守石づくり。これカワイイ気がする
カフェオヘソ。てりやきチキン400円を購入。肉たっぷりソースたっぷりでおいしさと食べ応え両方に満足
見世物長屋。奇抜系のパフォーマンスが展開
汐入亭
潮の満ち引きがテーマの池を眺めながら食事が楽しめる
今日のカレー700円。偶然なのかわざとなのか、カレーのルーがめちゃめちゃかっこい具合に配置されていた。まるで庭園みたい!
特別イベント
この日は立礼席という場所で、元宮内庁主席楽長・池邊五郎師による雅楽の演奏が行われた。目の前で鑑賞するのもいいんだけど、この音楽をBGMにして庭園を巡るのも趣がある
まとめ
一つ一つの作品にはタイトルや作家を表示するものがまったくなくて、パンフレットを頼りに作品を観ていくシステム。だからあまりに庭園に作品が馴染んていると、それがアート作品なのか、もともとの庭園の一部なのかが分からなかったりした
作品ごとにプレートがあったりすると見やすい気がしたけど、どうやらこの分かりにくさは”狙い”みたい。元々の庭園の中に、ごく自然に異世界の住人が入り込んでる感じを演出しているんだと思う
そのおかげか、庭園自体が素晴らしいのに加えて、今回のアート作品はその良さをさらに引き出している感じがした
このイベントは庭園好きに特にオススメ!