自分の地元である愛知県岡崎市にあるビジネスホテル『グリーンホテルリッチ徳川園』に泊まってみた
ここは中心地の東岡崎駅から歩いて10分と近いわりに、宿泊料金が一人一泊4000円台と格安。しかしここの魅力はその安さだけではない・・・
○徳川園の外観
大きな道路を少し入って小さな山の入口のようなところにあるので、ホテルの周りは静か
入り口では隻眼の犬が出迎えてくれる。この時点でただのホテルじゃないことが分かる
○徳川園の内観
ホテルの中は美術作品だらけ。通路に所狭しと絵画と造形作品が並んでいた
立派な造形作品や名画のレプリカ、中にはリアルなヌードなんかもあって、自分が泊まる階だけでなく、他の階の作品も見たくなった
”馬関係の絵”は特に好き。馬を書いているかどうかでその作家の評価が変わるくらい好き。これは東山魁夷の作品だと思う↓
通路どころか階段にまで作品がビッシリ
○徳川園の客室
泊まる部屋の前に思わず読書したくなるようなイスとテーブルがあった。通路の突き当りには、こういう設備だったりその階の目玉となる作品が置いてあるから角部屋に泊まれたらラッキーだと思っていい
泊まった部屋自体も調度感のあるつくり。それぞれの部屋によって壺や絵などの調度品に違いがあるみたい
部屋によって花瓶の置き場所もいろいろ
このホテル、ビジネスホテルとしてやっているから激安だけど「たくさんの調度品が眠る昭和のレトロホテル」としてやってれば、1万円払ってでも泊まりたい雰囲気がある
ヨーロッパなんかにある監獄に泊まれるホテルとか洞窟に泊まれるホテルとか、そういう系統の視点で見ると、かなりいいセン行ってるホテルなはず
この電話がちゃんとつながっているかは勇気の問題で確認出来ず。フロントにつながってる程度ならいいんだけど、そうじゃないところだったら困るし
日が落ちてからの散策はちょっとしたナイトミュージアム。気の早い彫刻品は深夜を待てずにもう動き出しそうな雰囲気
これらの作品は現オーナーの父が集めたモノらしい
先代の意志を継いでこのままの路線でいってもらいたいところだが、スペース的にも志向的にもこれ以上は増やさないとのこと
最上階に向かう途中で、ものすごい威圧感をおぼえた
まとめ
初めてここに泊まった時には、ただのビジネスホテルだと思っていたので度肝を抜かれた。先代のオーナーの趣味だから手放しに”B級スポット”ともいいにくい絶妙なカンジがたまらないホテル。宿泊料は安いのに”見方によっては最高級のホテル”なので、気になった人はぜひぜひ泊まってみてほしい!
またそれとは別に、自分の住んでいる町のビジネスホテルの窓から外を眺めるというのは変な気分だった。普段自分の住んでいるまちを旅行者として眺めてるみたいで新鮮というか奇妙というか
みなさんも”自分の町にあるホテル”に泊まってみたら、不思議な気分味わえて楽しいんじゃないかな
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