毎年5月4日に埼玉県行田市の「さきたま古墳公園」で開催される『さきたま火祭り』にいってみた
この祭は1980年代から始まっていて、30年以上続いている。お昼は地域のお祭りくらいのモノなんだけど、日没後に行われるメインの演目が凄すぎる。古事記の逸話からヒントを得たもので、大勢の松明を持った人がたちが古墳の小山を歩いていくというもの
日中はステージで地元の踊りや音楽ライブなどが行われる。屋台もたくさん出て大賑わい
古事記の中に「コノハナサクヤ姫が産屋に火を放ってその中で双子を生んだ」というものがあり、それを再現するためじっさいにこの藁の小屋を燃やす!
古墳の上から見たまつり会場の全体像はこんな感じ
ちょっと不思議な文言の看板を発見。古墳はみんなが大切に扱いそうなものだけど、埼玉県は古墳が多すぎるから、県民はうっかり蔑ろにしがちなのかもしれない
そろそろ日没。いつのまにか、かがり火が立っていた
まつり用の松明の束があった。竹に銀紙をまいて、その上から油をしみこませた布を巻き、それをさらに針金で巻いて固定してるのかな
古墳の上を古代の白い服を着た人たちが歩いていた
まつり参加者全員が松明を手に取り、次々に火がつけられた
姫の籠と炎
さっき写真で撮った藁でできた産屋を燃やす。炎はすぐに空に向かって立ち上っていき大きな炎に
松明を持った人が古墳に登っていった
続々と松明の列が進んでいき、古墳の稜線が彩られて美しい光景に
まとめ
埼玉県民の友達に埼玉のことを聞いてもみんな口をそろえて「何もないよ」といわれた。この祭を見て、なんでこんなに”すごい古墳”と”すごい祭”があるのにそんな事いうんだろうと思っていたけど、もしかして隠してたのかな?
こんなすごいイベントを自分たちだけで独り占めしようなんてズルいから、ぜひぜひ他地区の人もこれに行ってみてほしい。埼玉の最重要オススメイベントといっても過言ではない!
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