愛知県刈谷市で開催の『刈谷万燈祭』に行ってみた
この祭は、平べったい板状の部分に人や動物のハリボテをつけた「万燈(まんど)」を持って街を練り歩くというもの。この万燈は1778年にはあったという記録が残っており、かなりの歴史があるといえそう。一応の目的は”火伏せ”や”雨乞い”らしい
現在では約5メートルもの大きさのものもあり、それぞれの団体が工夫を凝らした万燈を制作し、町中を練り歩いている
大きな羽子板みたいな形の背景付きの万燈も
立体感のあるモノばかりで迫力がある。子ども用と大人用があり、まったく同じ形で大きさだけ違う双子みたいな万燈もあった
広い交差点がパフォーマンスエリアになっていて、そこでコンテストの採点も行われる
参加者のための水や酒を運ぶ荷台がやけに凝ったデザインの団体を発見
普段は駐車場のスペースが休憩場に。ここにはステージがあり、ダンスグループの演技が披露されていた
知多半島豚のソーセージの5種類の味比べセット。脂がスッキリ目でとてもおいしい。新商品に味噌味という心惹かれるモノがあったけど、それはこのセットに入っていなかった。何でだ……
子供サイズの万燈が並んでいた民家の前。このサイズなら一人でも作れて楽しそう
●夜が更けると祭の本番
夜になると光の入った万燈がズラリと並ぶ
光によって大作がさらに映える
動物や妖怪は立体的
人の万燈は体は立体的だけれど、顔だけは伝統的な絵を貼付けた平らなつくり
「全町一斉舞」では、道いっぱいにならんだ万燈すべてを同時に回す舞が行われる
大人の舞は歩道に突っ込んできそうな迫力があり、子どもの舞は小さな万燈を一生懸命持って回っていて微笑ましい
まとめ
夜の方が万燈は美しい。でも多彩で魅力的な屋台グルメを楽しむならお昼の雰囲気の方が良さそうだと思った
いちおうこの祭も「天下の奇祭」ということになっているんだけど、西三河だけでも「大きな炎の中から木を引っ張り出す祭」とか「グルグル回っている馬に飛び乗る祭り」とか「男根の形した大根を腰に巻いて歩く祭り」なんていうヤバいのがゴロゴロしているから、まだこの祭は優等生な方
気軽な姿勢で楽しめる初心者にオススメの奇祭!
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