昇仙峡とは
山梨県甲府市にある荒川の上流に位置する渓谷を巡る景勝地で「日本五大名峡」の一つになっている(他は帝釈峡、長門峡、豪峡、寝覚の床)
昇仙峡を歩く
甲府駅からバスで40分くらいかけて昇仙峡の入口まで到着。そこから川の渓谷沿いを歩いて上流側を目指してみた
序盤はお土産屋や宿なんかがあって、観光用の馬車が道路を走行していた。客席部分の装飾が陽気な感じで好き
道路の脇にやけに大切そうに置かれたドラム缶を発見。看板に『馬の水』とかかれていて納得
「松茸石」
しばらく歩くと渓谷沿いの細い道に入っていく。川には大きいわりに滑らかな曲線の岩がごろごろ。十以上もの岩にそれぞれの形を見立てた名前が付いていた
「ふぐ石」
「覚円峰」と「天狗岩」
山の方は角ばった岩が目立つ
「天狗岩のアップ」
今回持っていたのは味のあるイラストのマップだったから、名前の付いた岩の正確な位置が曖昧でどれがどの名前なのか確信が持てなかった
「仙娥滝」
衝撃の事実。がけ崩れで肝心の場所が通行止め。この渓谷のメインと思われる滝「仙娥滝」には行くことができなかった。かわいい感じで距離の表記書き直してたから、まあ許すけども
昇仙峡ロープウェイ
仕方ないから迂回して、とにかく山の上を目指してロープウェイに乗ってみることに
ゴンドラには昇仙峡ロープウェイのゆるキャラ「福仙人のゆめちゃん」が描かれていた。 ゴンドラの2号機がゆめちゃんで1号機はふくちゃんとのこと
山頂にある「パノラマ台駅」に到着。ロープウェイの乗車料金は往復で1200円(2024年1500円)
この駅のある山は羅漢寺山という名前。でも羅漢寺そのものはないみたいだった。駅を降りてすぐの所にあった看板に「弥三郎岳」への矢印があったのでとりあえず行ってみることにした
弥三郎岳までの道のり
ロープウェイ駅の人に”15分くらい”と聞いたので余裕でしゃくしゃくで向かってみたら、その道のワイルドさに面食らった
何か重要なロープが切れているような気がしなくもない
さっき山の下の昇仙峡から見上げていた岩山を間近で見られた。景色がとにかく素晴らしい
しばらく歩いていると、もうこれ以上は観光客を歩かせるには無理があるじゃないかという険しめなルートが出現
弥三郎岳の山頂
『弥三郎岳の山頂』は一枚の大きな丸い岩で、柵とか何にもない。床面が丸くなっているから致命ラインが分からず、端の方に行って滑ったら終わりに見えた
こんなとこに観光客を誘導するなんて絶対危なすぎると思うんだけど、ここまであからさまにヤバいとみんなが警戒するから滑落事故は起らないのかな?ネットで調べた感じでは事故の記録は発見できなかった
まとめ
昇仙峡は観光しやすくてさすが日本有数の景勝地だと納得!
ただ、その昇仙峡の歩きやすさに慣れた体のままロープウェイに乗って気軽に行ける場所としては弥三郎岳は危険すぎる場所だと感じた
今思い出しても「途中で引き返した方が良かったな」と思うほど怖い。無事に帰ってこれて本当に良かった。ガチ目の山登りの経験がある人以外は行かない方が良いと思う。確かに景色や雰囲気は独特でいいんだけど、命と引き換えにするほどのことではない。観光気分で行くのは絶対オススメできない!