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【写真展で参加】今年は暑かった!第20回とよはし都市型アートイベント『sebone』

『sebone』とは

2023年8月26日、27日に愛知県豊橋市駅前エリアの「水上ビル周辺」を使って行われたアートイベント。今年が第20回目の開催で、イベント全体のテーマを「senobi(背伸び)」とし区切りの回を盛り上げた

開催期間中は絵画、造形、写真、マンガ、パフォーマンス、音楽、ワークショップなど全53組のアーティストが参加し各所でアートを展開した

 

写真作品『アツビューティーライン』 あまのしんたろう

今回は豊橋駅から渥美半島に向かって伸びる「豊橋鉄道・渥美線」の沿線を撮影。豊橋駅から三河田原駅までの16駅、直線距離にして18kmの区間を4日に分けて歩いて撮影。いつもの”写真×ことば”のスタイルで27点を展示した

展示場所は前回と同じ水上ビル1階のイシグロ玩具の倉庫のシャッター。人通りの多い場所なので不在時に写真がとれてしまう危険性を考慮し、開催当日の朝に設営してして一旦夜に撤収した。そして2日目の朝に再び設営する方法をとった

見てもらえた人数223名、しおりカードの配布数143枚。暑さのせいか来場者は例年より少なめだったけどしおりカードの持ち帰り率は高くなったから、来た人には作品をしっかり楽しんで貰えたってことかな

 

お菓子流し(sebone企画)

水上ビル沿いの道に約100mの流しそうめん的なものを造り、そこに”お菓子”を流す企画

上流から次々に流れてくるお菓子。なんと取り放題!(常識的な限度はあるだろうけど)

水の流れるレールがとても長いので途中でお菓子が滞ってしまう部分もあった。けれどそこは協力して近くの人が手で流れを作ることで下流まで届けていた

 

『水の上のあわ想い』(sebone企画)

イベント初日の開始から提灯を付け始めていくことで、徐々に増えていった

 

『リーディングパフォーマンス&インスタレーション』大橋夏実

四角い筒に文字が書いてあり、それを読み上げていくパフォーマンス作品。哲学的な話をしている途中で、急に言葉遊び的に本筋から脱線したり。でもその脱線先が意外と本筋だったりするような作品

場所そのものもインスタレーション作品

 

『ミュージックビデオ&生演奏』alaska highway50

ミュージックビデオ上映に加えて、その音に連動してレトロな機器の画面が反応するという作品。↓この時はちょうど運よく生演奏に立ち会えた

 

 studhi chorori 兼藤忍

たましいみたいな風鈴みたいな造形作品を乳母車に載せてsebone会場を回遊する作品。たまにダンサーの人なんかともコラボしていた。来場者に展示を見に来てもらうのではなく、自分から見せにいくスタイルが素敵

 

『白い階段』山口渚

ポンプ室という暗くひっそりとした空間。会場には懐中電灯が置いてあり、それで照らして絵画作品を楽しむ

 

『食にまつわるテーマ』LAMP

「食にまつわるテーマ」をもとにした作品。海産物を運ぶ際に使われる「トロ箱」で作った小屋に「食べること」についての落書きをしてもらうというもの

この小屋はイベントが終わった後いったん解体されるけれど、また次のイベント時(駒屋・三ツ田屋アートプロジェクト2023)に再構築されて展示されるとのこと

好きな食べ物、嫌いな食べ物、食べ物の思い出などなど

別会場には「食べかけの食品サンプル作品」も

 

『風船人形ワークショップ』ガチャ MODE

タイ発祥の癒しグッズらしい。風船の中に空気ではなく”粉”を入れることで絶妙な触り心地を実現。グッと押すとその形で留まるので色んな表情をつくれたりもした

 

まとめ

今回は久々に夏休み期間中の開催に戻った。そのためかなりの暑さで、初日の搬入の段階でかなりの体力を消耗。それに加えて2日目に「トークライブ」の登壇もあったので、精神的にも余裕が少なかった

その結果、他作家の作品は少ししか見られず今回紹介できたものは自分の展示会場の近くのものばかり。自分の展示場所に長くいたためお客さんと話す機会が多く取れたのは良かったけれど、seboneを自分がお客として回ることができなかったのは反省点かな

次回は何を差し置いてもまず”最大級の暑さ対策”を実行しなければいけない!