作手民俗資料館
新城市の西側の作手(つくで)にある資料館。作手は現代でも電車路線が通っておらずコンビニが1件あるかどうかという規模の地域。そんな中にある資料館だから独特の内容に期待して行ってみた。ちなみに入館は無料!
作手民俗資料館は、作手交流館と作手小学校の隣にある。この写真にあるカッコいい建物が小学校らしい。木造だと思うけど一周まわって新しい気がする!
作手の小学生は一輪車の習熟率が高そう
なにがどうなったらこうなるのか謎
作手民俗資料館1F
新城市全体のジオラマが展示。真ん中やや右の谷になっているところが飯田線の通る新城市の市街地で、左上の高台が作手。こう見ると作手の方が平らなところが多くて栄えてそうに感じる
昔の家を実寸大で再現
家の中も再現
自分が馬好きなので馬グッズはしっかりチェックしてしまう
13月!?
作手の動物たちの剥製が
2Fに上がる階段にも
作手民俗資料館2F
この資料館から歩いて行ける場所にある古宮城址の模型。他にもこの周りには城址がいくつもあるんだけど、ここが一番オススメってことなのかな
落雁(らくがん)の型。一般的な落雁と比べるとバリエーションが多いような
と、これみててピンときた!この型を使えば豊田を中心に伝わるお菓子おこしものも作れそう。作手は地理的に豊田と近いからそういう文化も繋がってたりするのかな
この地に伝わる地歌舞伎の人形たち。戦後に盛んに行われたけれどテレビの普及と若者の減少で衰退して、現在は伝承グループが受け継いでいるとのこと
歌舞伎だからだと思うけど、やけに”男性がやってる感”が再現されててリアル
その他
トイレは一部屋。で、中に入ると男女の個室があるという不思議なつくりだった
長篠城址保存館
「長篠の攻防」の際に武田勝頼に包囲された長篠城の城跡に建っている資料館。ここでの攻防が武田vs織田・徳川の戦全体の明暗を分けたと言っていい重要な場所。ちなみに入館料は一般220円
入口の鬼瓦は少し優しい配慮がされていた
ちょっと音楽の巨匠のカツラを彷彿させる瓦
長篠の攻防の勢力図と現在の幹線道路と鉄道を重ね合わせて、位置関係を把握しやすくした模型
強そうなアイテムが展示
長篠城が包囲された際、岡崎の徳川軍への命懸けの伝令を成功させた鳥居強右衛門(とりい すねえもん)の図。誇り高く死んでいった割に、昔から伝わる絵を基に描かれるとコミカルに映ってしまうのが可哀想でもある
こちらは目一杯かっこよく作った感じ。これはこれで鬼の形相で人相悪すぎる気がする
強右衛門、愛されキャラバージョン
それぞれの跡地の場所を確認できる仕掛け。ただ現在ではすでにサークルK自体が跡地になっているから、跡地を目印に跡地を探す状況に
何気ないベンチにも兜のデザインが
まとめ
地元の文化や歴史に特化したこういう施設は”その周りの土地を歩く”ことでその展示をより楽しめるんだと思う
そう考えると新城市は程よい大きさで展示にある場所にすぐ行ける良さがあるように感じた。また、そこまで急激な都市化がされておらず何となく昔っぽい雰囲気で、展示されている古い世界としっかり繋がってる感があるのも魅力
新城市の観光地としてはこれらの施設はそこまでオススメしない。でも、ここ単体だけでなく周りを歩いたり新城市全体を楽しもうとする人にならすごくオススメ!