愛知県新城市にある「四谷の千枚田」は、日本の棚田百選にも選ばれている東三河を代表する景勝地
多くの人が訪れるのは、水を張った春や黄金色に染まる秋。しかし今回はあえて、そのどちらでもない時期に行ってみることにした
すると見えてきたのは、美しい景色とは少し違う魅力。複雑に入り組んだあぜ道、小川や段差に阻まれるルート、見上げても見下ろしても続く田んぼの階層構造。四谷の千枚田は、歩いてみるとまるで巨大なダンジョンのような場所だった
晩冬の四谷の千枚田
無料の駐車場から歩いてすぐに全貌が見渡せる場所に出る。山の上の方まで棚田が続いていて奥行き感が気持ちいい
説明看板
この棚田が生まれた悲しい歴史などが掲示されていた
散策が楽しい
実際に棚田の中を歩いて見学することができる
「あっちに行きたいな」という場所が見えていても、小川や段差によってうまく通ることができなかったりしてダンジョン化していた
ちゃんと頭の中でマッピングしないと迷ってしまう
意図してやってるのかどうかは分からないけれど、ボロボロになったかかしがゾンビっぽくて不意に見るとギョッとしてしまった。人間でさえビックリするんだから、けものもこれで効果ある……のかな?
「棚田と切株の相似関係」
上から見下ろす棚田もキレイ
2020年夏の四谷の千枚田
冬とはうって変わって、青々とした稲が田んぼからこんもり膨らんでいた

すごくリアルなカカシたち。4年前に見た時よりだいぶ進化してる気がした。あともう何年かしたらロボット化されたカカシたちが棚田中を歩きそうな勢い


まとめ
四谷の千枚田といえば、水鏡や稲穂の絶景が有名。しかし実際に歩いてみると、この場所の魅力は景色だけではなかった
上から見れば美しい幾何学模様。中へ入れば小川や段差が行く手を阻み、思い通りに進めない迷路のような構造。その複雑さが散策の面白さにつながっている
見頃の季節を外しても十分に楽しめるのは、風景そのものだけでなく「棚田の中を歩く体験」に価値があるからだろう
四谷の千枚田は、日本有数の絶景棚田でありながら、同時に日本有数の田んぼダンジョンでもあった






