愛知県高浜市の春日神社で開催の『おまんとまつり』に行ってみた
この祭は江戸時代後期から始まったもので、円形に組まれた木製の柵にそって馬をグルグル走らせて、その馬に人間がダッシュしてしがみつくというもの
”雨乞いのために行っていた”というのが一般的な説らしいけれど、この祭りが行われたかなり早い段階から、その目的はどうでも良くなっていたんじゃないかと思う。見る方もやる方も楽しすぎるから、大義そっちのけで祭が盛り上がっていったことが予想される
簡易的な馬運車を発見。軽トラックに馬が2頭乗っている場合、この車は何馬力ってことになるんだろう?
お客も簡単に触れるところに馬たちが待機
境内は広く、馬の待機所から祭り会場まで馬道を歩いていく。とにかく馬が近い
50軒くらいの屋台が出ていて賑やかムード。太鼓の山車がさらに賑やかさを増している
神社の裏には日本一の大きさの焼き物たぬき像。祭と関係ないとこでおもしろ要素が多すぎて困る
ソーセージをホットケーキの元みたいなのが入った容器に突っ込んで、それをその場で揚げるタイプのフレンチドック。(ちなみにフレンチドックとアメリカンドックの違いは中のソーセージが魚肉か豚肉からしい)
”おまんと”が行われる”円形馬場”
観客は柵に上って鑑賞。高いところから見たいってのもあるけど、下の地面に立っていると砂がビュンビュン飛んできて痛いっていう理由もある
町ごとにチームで参加している。失敗すると怪我の可能性が高いのでみんなで円陣組んで士気を高めつつ、連帯感を強めて臨む!
ほどほどの速さで走る馬がベストではあるものの、そんなの構わず全速力で走る馬もいて凄いとにかく迫力。そして馬が近い!
跨って乗るのではなく、首の辺りに手を回して飛びつくのが作法。多分まっすぐ乗ると外側に落ちた時に大怪我するから、長い歴史の中でこの乗り方に落ち着いたんだと思う
うまくいけば半周くらい乗ってそのまま走り降りる人もいる
まとめ
天下の奇祭がこれでもかというくらいたくさんある愛知県の中でも、楽しさでいうとこの祭が一番だと思う(自分が馬好きという事を差し引いても)
しかもこの祭、9月10月に高浜の各地の神社で同じような「おまんとまつり」が開催されているとのこと。今回見たのは”最も規模が大きい”もので、観光しやすい部類なはず。こんな危険な祭りをこれより小規模でやっている状態はちょっと想像できない。今度はそっちの”小規模でやっている方のおまんとまつり”を見てみようと思う
とにかくオススメなこの祭。愛知県の人だけでなく全国の人にも自信を持ってオススメできる!
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