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真の”闘牛”はこっちでしょ『牛の角突き』

新潟県小千谷市にある「小千谷闘牛場」「牛の角突き」を見に行ってみた

 

小千谷市街地から出発して闘牛場に向かうバス。不思議な事にお客さんと座席がちょうどピッタリの人数で、誰も立つ事なく全ての席が埋まっていた。まるで”自分が来る事”さえも計算ずくかのようだった

 

このお肉屋さんが所有している闘牛も、今回の「角突き」に参加すると言っていた

 

 

バスが小千谷闘牛場に着くと、マスコットの『よし太』くんがお出迎えしてくれた

 

参加する闘牛の名前の入ったのぼりがズラリ

 

ここの闘牛グッズはジャンバーが一番カッコ良かった

 

 実物のよし太くんよりちょっと凛々しい?

 

 

 

角突きの試合が始まる前に闘牛場を塩とお酒で清める。この人たちは「○○さんの息子さんの○○くん」みたいなアットホームなアナウンスで紹介されていた

 

運営を進める若者たちは「勢子(せこ)」と呼ばれる

 

普段は普通の農耕牛なのでおとなしく、お客さんが近づいても大丈夫。品種は日本短角種がメインだが産地もいろいろ

 

試合前には勢子がお酒を一口飲んで出発

 

 

入場する様子を横道から撮影していたら、牛が間違えてこっちに向かって歩いてきた

 

が入場口、がアナウンスや運営を進める所

 

反対側にも入場口が。牛は待機所に近い所から入る。基本的には東西から牛が入ってくるけど、たまに同じ入場口から入る場合も出てくる

 

闘牛といえば"前掻き"のイメージ

 

気合いが乗ってると柵の外から鼻の綱を外して、勢いよく走って闘牛場に入ってくる牛も

 

闘牛場の全体像

 

 

 

 

全ての試合に勝敗はなく「引き分け」になる。また農業で使うので大事にしたいのと、あまりボロ負けすると闘わなくなるので、ほどほどで止めるらしい

 

勢子が試合の終わった牛同士を離すのも見所。うまく止められないと牛が走り回ったりして危険

 

「よしたー」というかけ声をかけて牛をけしかけたりする。「よした」”よくやった”みたいな意味

 

 

たまに客席に向かって来る事がある

 

たまに客席に突っ込んで来る事がある

 

 あっ

 

牛をすんなり御せると"粋"ということで拍手。大暴れした牛を御すのも拍手

 

急所の鼻を掴むと"スンッ"と大人しくなる。闘牛が農耕牛に戻る瞬間

 

無事に闘ってきた愛牛に笑顔

 

全部「引き分け」とはいえ、なんとなく優勢だった方が後に残って練り歩いてるみたい。このなんとかさんのお孫さんはいつも牛の世話を手伝っているらしい

 

試合ごとに懸賞がかかっている。試合が進むと会場を囲むように懸賞のカーテンが出来上がる

 

 

やっぱり対戦相手が気になるみたい

 

前足

 

後足

 

 

 

 

この闘牛に見立てると、車たちがへなちょこに見える

 

当日は、近くの小学校で飼育されていた牛太郎引退式

 

小学校で作った「闘牛の歌」の演奏合唱。全校生徒は19人らしい

 

こちらが牛太郎

 

こちらが同じ名前の二代目「牛太郎」 同じ牛主の所有牛はけっこう同じ名前が多いみたい。三代目○○みたいなのもちらほら

 

 

この帽子をしている観客がすごく多かった。「米どころ新潟」に来たなあ、って感じる

 

途中から。牛はむしろ元気になって"角突き"がよくなるらしい

 

 

ほとんど全ての牛が相撲っぽい漢字の名前なんだけど、この牛だけは「ブッチャードラゴン」というプロレスな名前

 

終盤になるにつれて強い牛が揃う。角をクイックイッとやったり技術面でもレベル高い戦いが繰り広げられる

 

 

 

 

熱戦過ぎて角が折れる事も。先の方が折れる分には、次回の闘牛するのに問題ないらしい。接着剤とかで着けるのかな

 

 

 

 

念願の闘牛が見られて、大満足の一日!

新潟の小千谷市に行くまでは大変かもしれないけれど、見学の敷居はぜんぜん高くないのがいいところ。迫力ありつつノンビリ感も楽しめるオススメのイベント!

 

 

 

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