愛環の沿線をフォト撮影!
愛知県岡崎市から春日井市まで23駅45キロを走る『愛知環状鉄道線』沿いを1日1区間(計22回)歩いて撮影してみた。撮った写真にはそれぞれにタイトルをつけて、ちょっとオモシロ(たまにホラー)なテイストにまとめた
※後日、これらの写真を編集した写真作品『愛環アイアンロードサイド』が第5回写真出版賞・最優秀賞を受賞
- 愛環の沿線をフォト撮影!
- 1回・岡崎駅~六名駅
- 2回・六名駅~中岡崎駅
- 3回・中岡崎駅~北岡崎駅
- 4回・北岡崎駅~大門駅
- 5回・大門駅~北野桝塚駅
- 6回・北野桝塚駅~三河上郷駅
- 7回・三河上郷~永覚駅
- 8回・永覚駅~末野原駅
- 9回・末野原駅~三河豊田駅
- 10回・三河豊田駅~新上挙母駅
- 11回・新上挙母駅~新豊田駅
- 12回・新豊田駅~愛環梅坪駅
- 13回・愛環梅坪駅~四郷駅
- 14回・四郷駅~貝津駅
- 15回・貝津駅~保見駅
- 16回・保見駅~篠原駅
- 17回・篠原駅~八草駅
- 18回・八草駅~山口駅
- 19回・山口駅~瀬戸口駅
- 20回・瀬戸口駅~瀬戸市駅
- 21回・瀬戸市駅~中水野駅
- 22回・中水野駅~高蔵寺駅
1回・岡崎駅~六名駅
愛知環状線の始点「岡崎駅」から線路沿いをだんだん北上して撮影していく企画をスタート!初日は岡崎駅から六名駅までの区間で、主に住宅地ゾーンを歩くことになる
『曖昧な指示』
『言葉に勝るもの』
『肉食獣、あるいは草食獣』
『色階建て』
『飛行機に乗ってる人に乗ってる、わけでもない』
『書きたかったこと』
『壁が濡れてできた、教訓的な意味を持たないただの模様』
『コックピット』
『黒目』
『雨の降る町は広い意味で海』
『子吹き竜』
『記憶にない記憶』
『意味のつけ方』
『名のなきもの』
『日の当たる道を歩きたい』
『エアスケボー練習機』
『回りそうで回らない』
『ひとりいない』
『屋根は家のはじまり』
『ぬれたソファ』
『鉄雨』
『情報共有』
『雨でも帰らない』
『変化の術が甘いたぬき』
『足跡』
『みぃ~つけた』
『雨牢』
『 』
『鎌』
『浮遊石』
『水玉は潜り、夢を叫ぶ』
『みずたま』
『二重マル』
『言いたいことの全て』
『パラレルワールド』
『声の枯れるまで』
『羽は平等に生えない』
『闇夜の使者』
『地球を飲み込む』
『奥義の伝承前』
『伝説の棒のありか』
『雨天放牧』
『め』
『かぶき』
『思案』
写真集「ミサキ探険記」の出演者
『なにかの起動装置のヒント』
『ダジャレ』
『双子』
『不機嫌を超えた機嫌』
『雨でもやる競技』
『こどもたちの伝言板』
2回・六名駅~中岡崎駅
六名駅は階段とホームだけで構成されているシンプルさ
『風当たりの強い色』
『みみ』
『編み初め』
『車内食』
『完全に封鎖された空間(RPGの世界の場合)』
『ありあわせのドラムセット』
『それぞれシマ』
『陸フェリー』
『足首一本』
『ザリガニ湧きし泉』
『さくら前線隊の足跡』
『よくある人生』
『終末へのストーリー』
『重ね塗り』
『抹茶色ジュース』
『筋道』
『同じ眼差しを持つ者たち』
『怪訝』
『肌』
『時代を駆けるいぬ』
『隅の居心地』
『お化けのかわ』
『草原断面』
『おなか』
『ヨツメシロケナガムック』
『影コアリクイ』
『出涸らし』
『捨て金』
『精巧と粗雑』あるいは『カクカクとなめらか』
『中腰トンネル』
『桜流し』
3回・中岡崎駅~北岡崎駅
中岡崎駅は立派な名前と、名鉄との乗換駅の割には小規模
『目に見える死角』
『好かれるには理由がある』
『立ったときの練習』
『世界のほとんどのモノはめくれる』
『十字に浮かんでくるものは押さえないといけない』
『結束』
『大局観』
『名残』
『香り』
『窓際ポジション』
『鉄道下の水道』
『枯渇』
『空間の目盛り』
『ラグジュアリーウォール』
『すり抜け運転』
『ふかくつながる』
『なかおかざき山脈』
『はしらのきず』
『知恵を封じられし四賢者』
『子どもの描いた絵が<犬>なのか<豚>なのか分からなくて、話しの中で探りを入れてやっと突き止めた答えは<おとうさん>だった』
『白ウサギ予備軍』
『交差点の交差点』
『平常時でも避難したい』
『モデルガンのニセモノ』
『めくれていくことを恐れてはいけない』
『織物』
『現代の森』
『別れの始まり』
『警備スタッフ』
『還り道がわからない』
『くびれマスター』
『レプリカ』
『左の空気と右の空気をつなぐ実験』
『おしゃべり禁止』
『用途が迷路』
『カンガルー』
『魔球対策』
『サンオイル』
『ワンルーム』
『会話』
『約束は陰で破るもの』
『コンパス錠』
『赤スイッチを押すと赤い柱と一緒に黄色い枠が下がって黄色スイッチが押せるようになる任天堂っぽい仕掛け』
『底』
『満身創痍』
『ロードダイビング』
『渇きの流れる公園』
『歪み』
『歴史改竄』
『清流から下流』
『魚葬』
『潜地艦』
『歪み』
『テリトリー』
『番蛙』
『岡崎タワーの変遷』
『レガシー』
『老通信兵』
『下まつげ』
4回・北岡崎駅~大門駅
この区間はこれまでの区間に比べてかなり短かったので、横道を重点的に歩きながら撮影
『大オーケストラ』
『多重線』
『伝播』
『かなえられないおねがいを』
『先駆者』
『下を支える下水』
『6は、やはり6』
『テーブルマナー』
『ワガハイ』
『朽ちた矢印の示す場所』
『ロンドン橋』
『かさぶた』
『視線』
『都心計画図』
『ささやき』
『飲み込み合い』
『みどりずきんちゃん』
『閉ざされた扉を開くにはまず握手から』
『はだし』
『まんげつ候補生』
『化け損ない』
『自分の守るべき場所』
『白くて大きい仲間』
『疑似雪国』
『北おかざき山脈』
『噛み合わせ』
5回・大門駅~北野桝塚駅
この路線区間は矢作川という大きな川があるので、徒歩で渡るには迂回しないといけない厄介要素がある
また川を渡ってからは線路が岡崎市と豊田市の境目をはしっていて、市をまたいでの撮影に。この区間で岡崎編は終了
『無茶な順路』
『詳しく聞けない作業場』
『ヨガマスター』
『エクササイズ』
『どっちつかず』
『親子』
『地球検診』
『イタズラ待機』
『工場に咲くバラ』
『芝ダート混合コース』
『願いを叶えたドラゴンボール』
『タワーマンション』
『にんじん駄菓子』
『健康中毒』
『ロックペッカー』
『解散理由』
【あまのしんたろうフォトゲームブック作品】
6回・北野桝塚駅~三河上郷駅
ここからは豊田市に突入。
この区間は距離が短い上にほとんど住宅しかなく”変な光景”を探すのが難しかった。しいていうなら路線の下を縫うように沢山のトンネルが通っているのが、ちょっと珍しい特徴かな
『フレーム』
『木目は仲間』
『汽車になったラクガキたち』
『右ストレート』
『ゆっくりじわじわ振り返るおんな』
7回・三河上郷~永覚駅
愛環の豊田市の駅は広いロータリーに立派なモニュメントがあることが多い。岡崎区間には全然なかったから、市によって駅周りの力の入れ方が違うってことなのかな
『ごへいもち主義』
『発動しないワナ』
『年輪』
『原木栽培』
『ミラーサークル』
『喫コーヒー所』
『くじら砂』
『こびと優先ロード』
『執念』
『駅前の星座』
8回・永覚駅~末野原駅
永覚駅は愛知環状線の中で最も規模の小さな駅
15年くらい前、夜に自動車でこのあたりを通った時に広い田んぼの中にボワっと光って駅のホームが浮かび上がっているように見えた。さすがにそんな幻の景色なんてあるわけはないからなにかの見間違いだと思っていたけど、今改めて確認したところあの時見たモノは完全に真実だった
『はみ出し方にもコツはある』
『異次元チラリズム』
『空を包む試み』
『花に・・・』
『高血圧』
『祖父母チェアー』
『アミダくじ(プレーン)』
『おかしら』
9回・末野原駅~三河豊田駅
末野原駅は自動改札もない小さな駅にもかかわらず、ロータリーまわりの環境が素晴らしい。広い空間に大きなベンチ、無人駅の中ではトップクラスだと思う
あみりんは書きすぎ
『フル装備』
『何に見えるかによって何かが分かるヤツ』
『電線のない街』
『しおり』
『パターン』
『つぼでできたつぼ』
『音は卵から生まれる』
『守人』
『一室』
10回・三河豊田駅~新上挙母駅
三河豊田駅という名前だけ見ると、豊田市で最大の駅のように感じる。でも実際は中心市街地から少し離れていてそこそこの規模の駅。でもでも、トヨタ本社には近いから重要度は日本最大級なのかも
『波紋痕』
『拷問』
『正解ルート』
『蟲王』
『とよた富士』
『半輪車』
『きずな』
『ドリンクファイター』
11回・新上挙母駅~新豊田駅
新上挙母(うわごろも)駅は街と街の間にあって、入り口が細くひっそりした印象。地図でだいたいの位置を確認していても車で行くと通り過ぎてしまいそう
区画に入ってしまえば小さく一周できるロータリーがあって、ホームも上り下りと分かれていて意外と立派だった
『矯正教育』
『無言』
『老馬』
『だれも潜れないプール』
『ドリブルなしルール』
『滝つぼのはじまり』
『おかえりトレーニング』
『天然フィルター』
『シーチキンは食べ物、白菜は遊具』
『チキンサウルス』
12回・新豊田駅~愛環梅坪駅
新豊田駅は広いデッキで名鉄豊田市駅と繋がっていて二つの駅を合わせて豊田市最大の駅になっている
普通に名前つけるならどちらか「豊田駅」になっても良さそうなものだけど、東京に豊田駅(とよだえき)というのがあるから、そっちと被らないように名前変えてるのかな
『舌なめずり』
『パトロール』
『解除中』
『赤から逃げるすべを持たないフワフワ』
『輸入住宅』
『女王誕生の時』
『ハート生産場』
『オススメ度、3位』
『抜いて良いトゲ、悪いトゲ』
13回・愛環梅坪駅~四郷駅
愛環梅坪駅は広場と波うつ雨避け屋根が特徴的な駅。「愛環」と付いていることから予想できるとおり、近くには「梅坪駅」という名鉄の駅がある
『みんなで泣いてもいいし、みんなで泣かなくてもいい』
『みどり排出口』
『筆記体ノート』
『黒点』
『森獣』
『メルト』
『卵黒』
『消えるために流される』
『天空の家』
『サソリの墨』
『軽風』
『織り込み済み』
『だんだん空になっていく』
14回・四郷駅~貝津駅
四郷駅は西側が田園地帯、東側は大規模な工事が行なわれていて(撮影当時)周りに何もない駅。(※2025年現在、駅の東側は道路が広がり多くのチェーン店が入ったショッピングエリアになっている)
入口はここだけ
冬に来た時にはロータリーに動物たちがいたけど、春になるといなくなっていた
『消えた平成33年』
『ヒトだけは通さない』
『ロングストライド』
『ウミウシ』
『指一本ではじまる倒壊』
『一番乗り』
15回・貝津駅~保見駅
貝津駅は近くに中京大学があって学生の利用が多い駅。駅周囲には大学生っぽい人たちが歩いていて、下宿アパートもけっこうあるみたい
駅の裏側は田んぼが広がるのんびりとした立地
この貝津駅から保見駅までの区間には大きな団地が2つ
まずは乙部ケ丘団地。ここは一軒家が整列している中に、ほどよく小さな公園が配置されていて、シムシティ―感のある素敵な空間
乙部ケ丘の隣にある保見ケ丘には保見団地という超巨大な集合住宅が。ここは近年、住居者の外国人率がすごく高いことで有名
団地の中心にあるスーパーには外国っぽい商品がたくさん並んでいておもしろい。お昼ごはん用にお惣菜コーナーを見てみたら独特なラインナップで、どれを食べるかすごく迷った。結果これ↓
『ハングドマン』
『籠の中の平和』
『食後のエチケット』
『深部へ』
『登山ルートの確立』
『現在地』
『鍵穴』
『呼吸箱』
『Rボタン』
『初級鉄棒あるいは上級リンボー』
16回・保見駅~篠原駅
保見駅は大きな道沿いにあって分かりやすい場所にあった
なぜかこの駅には古い車両が展示されていた。国鉄時代の車掌車というものらしい。中に入ることはできないけど、ぐるりと一周回りこんで眺めることは可能
『筆記体』
『オフシーズンの過ごし方』
『機械へのことば』
『芽が出ないタネ』
『見張り番』
『密室会議』
17回・篠原駅~八草駅
篠原駅は最初「しのはらえき」と読んでいた。で、駅を降りる時にアナウンスが聞こえてきて「ささはらえき」だと認識。でも、駅の看板のアルファベットみたら「ささばらえき」が正しい読み方だと分かった
この駅は愛知環状鉄道の駅の中で一日あたりの乗降客数はダントツの最下位で256名。大通りから離れた山に向かう道のさらに裏にあって目立たない場所。自分はこのあたりを観光でよく通っているはずなのに、今まで駅があることさえ気づかなかったほどのひっそり度
『すべての者が天を目指す世界』
『ほぼ互角の戦況』
『長期利用は大歓迎』
『鉄道鳥居』
『森の守り手に、身元は関係ない』
『積ジャリ900ミリメートル予報』
『大きな一歩』
18回・八草駅~山口駅
八草駅は愛知環状線とリニモが連絡している駅。リニモに乗るとここから2駅で愛知万博の行われた「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」に行くことができる。ちなみにここが豊田市最後の駅
リニアモーターカーの路線はなんとなく未来
八草駅のすぐ北が豊田市と瀬戸市の境界。なのでここから先の写真は瀬戸市のもの
『大地で生まれ大地に還る』
『くらしを運ぶ汽車』
『記念樹』
『影だけは捕獲できた』
『風習』
『偽装戦艦』
『重ね塗り』
陶磁器博物館にて
【あまのしんたろうフォトゲームブック作品】
19回・山口駅~瀬戸口駅
山口駅から瀬戸市に突入。ここは瀬戸市の郊外にあって大きなロータリーが特徴の駅。同じ愛知環状線の保見駅にソックリなつくりだった
『空き家』
『釣れる窓』
『仕組まれた火山』
『喝采』
『詰問』
『仲間意識』
『閉店しても提供できるもの』
『何らかの警告』
『重力域』
20回・瀬戸口駅~瀬戸市駅
瀬戸口駅は片側にしか出入り口のない駅。でもすぐ近くにあるトンネルで裏側と繋がっていて、そちらは表側以上に大きな空間が広がっている
トンネルを抜けた先はすり鉢状に急階段に囲まれている
階段を上がるとロータリーがあり、大きな広場には芝が貼られていた
『七弦のG』
『うろこの名残』
『ワニワニパニック』
『新たなダメージ』
『禁酒症状』
『あやふやな顔の記憶』
『先着席』
21回・瀬戸市駅~中水野駅
瀬戸市駅は愛知環状鉄道と名鉄瀬戸線が交差する場所にあって、歩いてすぐ名鉄の新瀬戸駅にアクセスできる(写真正面が瀬戸市駅で写真の右の通路が新瀬戸駅の入口)
瀬戸市内には瀬戸市駅、瀬戸口駅、新瀬戸駅、瀬戸市役所前駅、尾張瀬戸駅という5つの瀬戸という名前の付いた駅があって、一見するとどれも街の中心地みたいな響き
でも実際にはこの瀬戸市駅はそこまで市街地にあるわけでもない
それぞれの駅の「駅前栄えてる度」を表すと 尾張瀬戸駅>>瀬戸市駅=新瀬戸駅>瀬戸市役所前駅>瀬戸口駅 の順番になると思う
『利用の8割がオフロード車』
『囚われの善意』
『環状線』
『発掘復元』
『マーキング』
『ちびるほど怖い思いをする前に』
『ハグ』
『花咲か汁』
22回・中水野駅~高蔵寺駅
中水野駅は農地に囲まれた駅で高架タイプの割には個性のある外見。ホームに上がる階段の屋根部分がシート張りになっていてレトロな雰囲気。なんとなく公営ギャンブル場っぽくて好き
ここから高蔵寺駅までが愛知環状鉄道の最後の区間。そしてその駅間距離3.4㎞は全区間で最長。そのうえ駅間の最短ルートは交通量の多い山道なのに歩道がないという最大の危険度だった
『アント・ハザード』
『脱輪』
『真っ緑なウソ』
『義足』
『V』
『繭による封印』
『ねがいごと』
『鐘の音』
『かくれんぼ』
というわけで愛知環状鉄道終着駅「高蔵寺駅」に到着してゴール!
【あまのしんたろうフォトゲームブック作品】