【B級グルメ&写真旅】フォトグラファーあまのしんたろう『ヤミーアートブログ』

【まち撮り系写真家】が送る日本のスナップ写真ブログ「無名の町の路上観察」から「有名イベント」まで筆者体感の物事を現代アートなアプローチで面白い世界に!常にカメラ持ち歩く人に共感貰えそうで特にオススメ|愛知県岡崎市出身★第5回写真出版賞・最優秀賞

ヤミーアートミュージャム

豊橋・水上ビルのアートイベント「sebone」|2015~2025年の開催記録と見どころまとめ

seboneとは

愛知県豊橋市・豊橋駅前にある通称「水上ビル(用水路の上に建つビル)」を中心に展開されるアートイベントが「sebone(セボネ)」
水上ビル群を上空から見ると生き物の「背骨」のように見えることから名付けられ、2004年に第1回が開催。以降ほぼ毎年続き、2025年現在で第22回を迎えている(※コロナ禍の2020年は中止)

主催は自治体ではなく「豊橋市民の集まり」によるもの。行政主導のアートイベントが多い中で、seboneはかなり特殊な形態といえる。紆余曲折を経ながらも着実に回を重ね、運営メンバーの言葉を借りれば「これだけ続けると“イベント”というより“祭”みたいな感覚」という段階にまで育ってきた

開催概要

seboneは例年、秋に開催されて会場は水上ビル内外の空間。特定の展示施設に集約せず、空き店舗、通路、屋上、周辺の公共空間などをそのまま使うことで、街を歩く行為そのものが鑑賞体験につながる構成になっている

企画内容は作品展示に限らず、パフォーマンスやワークショップ、体験型の企画など多岐。鑑賞者は決まった導線に従う必要がなく、通りがかりに作品と出会う、気になる場所だけ立ち寄るといった自由な関わり方が可能

また、筆者自身も2015年から毎回出展参加しており、今では当たり前のように年間スケジュールに組み込まれている存在。気軽に観賞でき、気軽に出展もできるアートイベントとして、seboneは秋の豊橋を代表する風景のひとつになっている

 

 

2025年のsebone

長らく続いた8月9月の開催は暑すぎるため、前回は11月末の開催になったわけだが、それはそれで寒すぎた。今回はその間を取る10月末の開催になり、快適な気候での観賞&体験ができるイベントになった

水上ビル会場

あまのしんたろう「四日市を六日あるく」

”競輪場があるまちシリーズ”で今回は四日市市で撮影した写真作品を展示

 

大武千明

万年筆で描いた水上ビルの断面パースの絵と、そのメイキング動画の展示。この会場自体の絵だから、場合によって今いる自分も含まれる感じが面白かった

しげしげキバコ

毎回同じ場所(バー獅子王の前)でライブペインティングで書き上げた作品を展示。もはやsebone定番の作家と展示場所になっていて、迷わず観られるようになっている

 

PLAT会場

夕星

墨の黒にこだわらない、さまざまな色での書作品が展開していた。一文字の中でもグラデーションがあり、計算性と偶然性のバランスが良くて面白かった

デザインあや「はんこアート体験」

地元アーティスト花島愛弥の作品を活用したはんこが多数あり、机に張られた布に自由に押していいシステム。子どもはもちろん、大人も童心に帰って楽しめる企画だった

Momo Quimidori(ももきみどり)「COCOMOMO」

触って遊べる体感アートで、展示とフォトスポットとワークショップが融合した空間になっていた

「マカフシギ仮面工房」で作られたオリジナル仮面

 

花園商店街会場

大橋夏実

商店街の長い通りを使ってのリーディングアートパフォーマンス

kobone「幸せの黄色いカバンプロジェクト」(sebone企画)

子どもの黄色い通園カバンをsebone出店作家がアートでアレンジ。各アーティストの個性満載のカバンが並んだ

豊橋市立新川小学校4年生一同

小学4年生が作った「ビー玉を転がして遊ぶおもちゃ」が大量に展示。パチンコ的な作品や迷路的な作品など、さまざまなアプローチのビー玉おもちゃがあり、実際に遊べるようになっていた

「アート射的」(sebone企画)

5回200円のハズレなし射的。ターゲットのラインナップは、参加アーティストのアート作品と、お菓子。かなりの近さで狙えるから参加費分は貰えそう

 

 

 

 

 

 

2024年のsebone

長い歴史のあるseboneに新エリア”花園商店街”が登場。またこれまでは8月or9月だった開催時期が、近年の猛暑化にともなって11月23日、24日の秋開催に変更された

2024年の全体テーマは「みんなの文化祭」 来場者に、アート観賞というだけでなく、イベントを体感して楽しんでもらう方針を打ち出した

水上ビル会場

水上ビルの側面には2024年の大ヒットアニメ「負けヒロインが多すぎる!」の各キャラクターが。これは作品の舞台が豊橋市だからで、作中には水上ビルを歩くシーンもあった

あまのしんたろう「大垣ビッグロックウォール」

今年もイシグロ玩具のシャッターを使っての展示。これまでは右のシャッターだけを使っていたけど、今回からは両面を使わせてもらえるようになった

過去のseboneの展示ではずっと豊橋市周辺のまちを撮影してきたけれど、前回ですべてのまちを撮り切ってしまった

なので今回は岐阜県大垣市を撮影。豊橋市には競輪場があるということで「競輪場があるまち繋がり」でのチョイス。今後のsebone展示は当分この競輪場シリーズの予定

秋開催で日が短くなることを見越して、自作のライティングを実施

今回は養生テープと両面テープを組み合わせて作品をガッチリ貼り付ける固定方法。前日搬入から最終日の搬出まで、夜間も常時展示した

RABBIT FOOT RECORDS

レコードをかけつつコーヒー、ホットドックの販売をするブース。マイクや音響施設が用意されていてオープンマイク(飛び入りでの歌唱や演奏)が出来るようになっていた

珍しいインドの豆を使ったコーヒーは、スッキリした中に生命力を感じる系の味だった

ホットドックはソーセージはもちろんだけど、大きいピクルスが独特で美味

Natalya Shramko(豊橋ウクライナ協会)

ウクライナの農村が発祥という伝統的なアートの壁画が

新川小学校4年生一同

水上ビルを泳ぐお魚たち。風の強い豊橋市にピッタリ

キムラカズアキ

seboneということで背骨が描かれたイスがお出迎え

階段を上った先の階には、背骨だけないガイコツが

alaska highway50

洋服のリメイク作品を”架空のお店”という体で展示

会場の装飾に作家私物のレトロフューチャーなグッズが多数使われていて不思議な雰囲気を演出

Bamboo Tail Studio

豊橋のデパートなどのビルが解体されて次の建物が立つまでを記録した、タイムラプス的な映像作品。サクサク解体してポンポン建物が立っていくテンポの良さに、なんとなくコミカルさも感じた

 

花園商店街会場

今回から新たにsebone会場に追加されたエリア。古くて趣ある通りが歩行者天国に。ワークショップやアート展示、そして道路沿いの塀では写真作品展示も

あまのしんたろう「みんなのてがみ」

写真それぞれに選択式のストーリー文章を付けた”フォトゲームブック形式”の作品

自分の選択によってゴールが変わる体験型の写真作品で、何度も行ったり来たりして楽しんでもらえた

とよはし造パラ応援団

豊橋の子どもみんなが美術作品を作って一斉に展示する「子ども造形パラダイス」の説明コーナー。今回は2024年の開催の振り返りを展示していた

 

 

 

 

 

 

2023年のsebone

今年が第20回目の開催で、イベント全体のテーマを「senobi(背伸び)」とし区切りの回を盛り上げた。開催期間中は絵画、造形、写真、マンガ、パフォーマンス、音楽、ワークショップなど全53組のアーティストが参加し各所でアートを展開

久々に開催期間が夏休みに戻り、かなりの暑さの中でのイベントになった。それに加えて自分は2日目に「トークライブ」の登壇があったので、体力的にも精神的にも余裕がない状態での展示会場での在廊となった

あまのしんたろう「アツビューティーライン」

豊橋駅から渥美半島に向かって伸びる「豊橋鉄道・渥美線」の沿線を撮影。豊橋駅から三河田原駅までの16駅、直線距離にして18kmの区間を4日に分けて歩いて撮影。いつもの”写真×ことば”のスタイルで27点を展示した

展示場所は前回と同じ水上ビル1階のイシグロ玩具の倉庫シャッター。人通りの多い場所なので不在時に写真が剥がれてしまう危険性を考慮し、開催当日の朝に設営して一旦夜に撤収、2日目の朝に再び設営する方法をとった

暑さのせいか来場者は例年より少なめだったけど、無料配布のしおりカードの持ち帰り率は高くなった。作品見た人にはしっかり楽しんで貰えたってことなのかな

「お菓子流し」(sebone企画)

水上ビル沿いの道に約100mの流しそうめん的な装置を作り、そこに”お菓子”を流す企画

上流から次々に流れてくるお菓子。なんと取り放題!(常識的な限度はあるだろうけど)

水の流れるレールがとても長いので途中でお菓子が滞ってしまう部分もあった。けれどそこは協力して近くの人が手で流れを作ることで下流まで届けていた

「水の上のあわ想い」(sebone企画)

イベント初日の開始時から提灯を付け始めて、時間を追うごとに増えて、賑やかな作品になっていった

大橋夏実「リーディングパフォーマンス&インスタレーション」

四角い筒に文字が書いてあり、それを読み上げていくパフォーマンス作品。哲学的な話をしている途中で、急に言葉遊び的に本筋から脱線したり。でもその脱線先が意外と本筋だったりするような作品

alaska highway50「ミュージックビデオ&生演奏」

ミュージックビデオの上映に加えて、その音に連動してレトロな機器の画面が反応するという作品。↓この時はちょうど運よく生演奏に立ち会えた

studhi chorori 兼藤忍

たましいみたいな風鈴みたいな造形作品を乳母車に載せてsebone会場を回遊する作品。たまにダンサーの人なんかともコラボしていた。来場者に展示を見に来てもらうのではなく、自分から見せにいくスタイルが素敵

 

 

 

 

 

 

2022年のsebone

今年のテーマは「たゆたう」(※言葉の意味は「ゆらゆら動いて定まらない」) 約60組のアーティストに9台のキッチンカー等が参加

あまのしんたろう「ヒマカシノジマ」

自分は今年で7回目のイベント参加。今回は前回と場所が変わって、水上ビルの1階にあるイシグロ玩具の倉庫シャッターを使っての展示

『ヒマカシノジマ』とは

愛知県三河湾に浮かぶ離島「日間賀島」「篠島」の写真を使った作品

この2つの島は豊橋市近くの渥美半島の伊良湖岬から船便が出ていて、豊橋市民的には比較的身近な場所。それに加えてイベントテーマ「たゆたう」とも合っていたため、この撮影場所を選んだ

道端のシャッターでの展示ということで、両側からお客さんが来ることを考えて写真の並びはセミランダム。いくつかの”組の写真”以外は順番関係なく並べた。そのため1日ごとに貼って剥がしてを繰り返す関係で、1日目と2日目では異なる写真配置になった

今回の展示からパトライトを使用。シャッターでの展示だと目立たずに通り過ぎられてしまうことが多いと考えて設置してみた。効果抜群とまではいかなかったけれど、ある程度目には入るのでサブリミナルな注目効果はあったはず。ちなみに子どもには絶大な注目効果があった

毎回、無料配布している”しおりカード”。今回の配布数は106枚。上位人気は【1位】階段 【2位】ネコとネコ 【3位】カラフルオセロ 【4位】パンダ 【5位】ベロネコ

 

 

 

 

 

 

2021年のsebone

テーマは「ただいま」

当初9月だった開催予定はコロナで延期されて12月に。ただそのおかげで複合施設emCAMPUSのオープンを待つことができ、ステージ会場や展示会場が確保されてむしろ大きな規模での開催に

この新施設の影響で一度はシャッター街になりかけた水上ビルも今では店舗が埋まってきているとのこと。ただ空き店舗が減ったせいで今後のseboneの会場確保が難しくなるというジレンマが生じ始めたらしい

knohd会場

あまのしんたろう『シンシロクエスト』

seboneではこれまで”豊橋市近隣の市町村”をテーマに撮影していて、今回は北側に隣接する「新城市」の写真シリーズを展示。まずカフェの入り口付近の屋外外壁にキャッチー写真8枚を展示して、中に入って作品を見てもらえるよう誘導

カフェ店内の壁面に本編作品として28枚を展示する構成

店内の写真はテーブルで食事しているお客さんと目線が重ならないように170㎝以上の高さに設置。上段写真の上辺は266㎝とかなりの高さ。そのため写真とタイトルのサイズを通常の倍にして見にくくならないように工夫

ノベルティーとしてしおりカードを配布。seboneでの1番人気は下段の左から3番目「階段のしおり」だった

nonno glass

耐熱ガラスを使ったアクセサリー作品。2000度の高温で加工するらしい。写真に撮るのが難しいほどの透明度だった

sebone限定ランチ「骨骨ランチ」(1000円)

開催日だけの特別メニューで↓写真のプレートにドリンク付き。手羽元の骨とスペアリブの骨で”骨骨”ということ。やわらかい肉たっぷりで、美味しさとコスパ最高だった!

 

旧中部コイン本店会場

元金券チケット屋という奇妙で面白いビル。sebone会場の中で一番豊橋駅に近いこの建物が副本部的なスポットになっていた。ここで検温&消毒やパンフレットを受け取れる

ただいまボイスプロジェクト

3階を使っての展示。元々の部屋の雰囲気がノスタルジックで、作品とマッチしてた

大勢の「ただいま」「おかえり」の音声が繰り返される空間

 

水上ビル会場

奥中竹代

絹を使った作品展示とその制作作業の実演。自分が見に行った時はこの実演を囲むように7人もの女児が熱心に見学していた

愛知大学写真研究会

展示された17作品の中でどれが気に入ったか投票するシステム。自分も気に入ったものに一票入れてみた。最終的に1位になるとどうなるのかは気になるところ

くろやなぎぎんぺい

seboneで毎回独特の空間を作り出している作家。コワくてスゴい作品

ふたり

Farmersビルの屋上にパンフレットに載ってないコーナーが。「背骨になれなかった骨たちを頭にかぶってsebone会場を歩こう」という企画

山口渚

展示会場が階段の部屋だから階段の絵を描いたのではなく、学生時代からもともと階段の絵ばかりを描いていたとのこと。この部屋にはこの絵しかないと思える見事にマッチした展示だった

大橋夏実

建物が入り組んだようなものが連なった作品。朗読演劇のパフォーマンスもあって「次に行くべき場所の存在は感じるけど、鍵も扉のありかも分からないからだれでもいいから教えてください」みたいな内容。明確にモヤモヤしてる感じがよかった

alaska highway50

倉庫用の小部屋での映像+音楽作品。スマート&コンパクトな展示でカッコ良かった

 

emCAMPUS会場

2021年11月オープンのできたてホヤホヤの複合施設。seboneではまちなか図書館での展示、まちなか広場でのステージ演奏、キッチンカーや本部テントが展開

豊橋工科高校美術部

高いクオリティの造形作品がいくつもあって見ごたえバツグン

花島愛弥

小さい頃からseboneに参加している作家。今年二十歳ということでこれまでの作品に加えて本人写真コーナーもあって、成長記録的な楽しみ方もできる展示だった

コーキ

折り紙作家の折り紙作品。幾何学デザインからハンバーガーなどのユニークな作品も

外では即興折り紙パフォーマンス。複雑そうな作品の折り方をレクチャー

 

ステージ会場

2日間で17組のアーティストが登場。1組30分の持ち時間でイベント中ほぼずっとステージが稼働

Cellos Rhyme

数年前のseboneをきっかけに組んで生まれたダブルチェロのユニット。オリジナル曲に加えて何曲かドラゴンクエスト曲をやってくれた。ドラクエ2のシドーのテーマ「死を賭して」は何度聞いても目の前が真っ赤になって好き

堀川シンジ

とにかく味のある歌声。色んな人にいじられる愛されキャラなのも魅力っぽい

THE BRUNCH

ビートルズ曲や、ビートルズがカバーした曲を唄うギターデュオ。ほぼ知ってる曲ばかりで楽しく聴けた。ステージのトリだったのですっかり陽が落ちてイイカンジのライトアップに

 

 

 

 

 

 

2019年のsebone

テーマは「PLAY TOWN ~まぼろしの都市」で、アート展示作品やワークショップ、パフォーマンスなど51組のアーティストが参加

今年は全体的には町を歩いている人が少なかったように思う。その割には作品を観てくれた人数は増えていたので、アートにアンテナ張ってる人がしっかり来てくれてたみたい

そういう意味ではseboneが定着してきたといえるのかも。地域で毎年行われる「お祭り」みたいな存在に近づいてきている印象。そのうち花火大会とかに並んで「豊橋の伝統行事」に加わったりしたらうれしいところ

 水上ビル会場

あまのしんたろう「トヨカワクエスト」

豊橋市の隣町「豊川市」を撮影。イベント全体のテーマの”まぼろしの都市”をイメージして、全ての写真のプリントを不思議感強めで作成

展示途中でオフィシャル企画「アート哲学ウォーク」の参加者たちが来場

いしまや

ビルとビルの間のスペースでの展示。こういう空間好き

三木玲子

「水上の祝祭」布作品が張り巡らされていて部屋全体で楽しむインスタレーション作品

大橋夏実

もやもやとしたものを遊びとして表現した作品とのこと。ストレス感じそうな文字をドット調に書くことで、受け取り方を変化させていた

くろやなぎ ぎんぺい 

「雨に殺される」 作品とタイトルのリンク感がイイ

花島愛弥

水上ビルの側面10ヵ所に巨大な作品が常設。これはsebone開催時以外でも観られる 

焦がすひと

 ウッドバーニングを体験できるワークショップ。子どもの参加者が目立っていて、もともと持っていたイメージよりも安全で簡単そうだった

加藤数物

金型商品の廃材部分にトンカチを使って刻印を施したりしてアクセサリーに仕上げるワークショップ。東海地方のアウトドアイベントでよくみかけるブースで、自分が最近記事にしたのだと「OUTDOOR DAY JAPAN NAGOYA2019」「BIKE&CAMP JAPAN」に出ていた。リサイクル(再循環)ではなくアップサイクルという言葉を使っていて、元のモノより価値を高める考え方がステキだった

 

PLAT会場

小さな町づくりプロジェクト

新川・松山小学校の児童の作ったお店がそれぞれ並んで、一つの大きな街を形成

DREAM WEAVER 高校生プロジェクト(伊藤拓郎)「まぼろしを巡る旅」 

伊藤拓郎が講師となって、月に一回の高校にいってのワークショップで制作。1人1ボックスのさかなの彫刻をまとめて大量に並べた作品。”群”の迫力やゆらめきが表現されていた

 

開発ビル会場

LAMP in SEBONE

鍼灸術の経絡を用水路に当てはめ、竜水域の暮らしと歴史を一つの身体としてイメージしたとのこと。この情報を知った上で改めて作品を観るとナルホドと思える

 

 パフォーマンス参加

Cellos Rhyme

seboneがきっかけで結成されたチェロの二人組。今回は新曲としてゲーム音楽をやってくれて、まるでゲーム好きの自分のために演奏してくれてるみたいだった

堀川シンジ 

どこでも演奏する系のアーティスト。味のある歌声で特に女性曲でその味が光ってる気がする。今回はウクレレなのでハワイアンな軽快さが加味されていた

雑食系セボンヌ

昨年のseboneを機に結成された弦楽アンサンブル。交響楽団に所属しているだけあって、クラシック以外のポップス曲でも完成度が高いのはさすが

arlaska highwey50

序盤は16小節分のリズムを繰り返し、毎回その場で出した音を録音して重ねていき、一つのリフレインを作り出す。それがひととおり完成すると、その流れのまま歌い始めるという面白い演奏スタイル。最前列だと足元の複雑な機械操作をしっかり見られて、より楽しめる

ライチと石ころ

昨年の悪魔三貴族に加えて今回は2名の悪魔が加わった。最初に悪魔的な歌を2曲やってから悪魔のミサの寸劇タイムに突入

今年もお菓子を配ってお客の心を奪おうとする悪魔たち

どんなに暴れても、見えない結界によりお客さんを触ることはできないらしい

 

 

 

 

 

 

2018年のsebone

テーマは「ホームグラウンド」で、それにちなんだ作品が水上ビルの空き店舗スペースに展示。それぞれが遠すぎず近すぎずの距離感で、水上ビルの数百メートル区間を歩きながら楽しめた

今年の個人的目玉作品は点描アート展示のドット絵。だれでも参加しやすい仕組みでありながら、完成した絵はしっかりアートしてた

あと遭遇できる機会は少なかったけど強いインパクトで爪痕残したのは悪魔のミサ。当日まで何をやるの分からなすぎて、良い意味でも悪い意味でもスタッフたちの注目度が高かったし、終わった後の反響も大きかった

運営本部

これまでの狭間公園がなくなったため、本部は水上ビル端の広場に移った

水上ビルで開催の豊橋アートイベントsebone2018

水上ビル会場

あまのしんたろう写真展『ガマゴオリクエスト』

今回も昨年に引き続き「お惣菜屋・松美屋跡地」で展示。場所がこじんまりしてて、写真展をやるのにちょうどいいサイズ。なにより前回の経験からこの会場の寸法が細かく分かっているのがとてもラク

seboneではいつも豊橋市の近隣のまちの写真作品を展示していて、今回は「蒲郡市」の写真。この場所でやるのは3回連続だから、もう覚えて来てくれるお客さんも

seboneでの写真展の様子

 Takayuki Odaとその仲間「ウッドバーニング体験」

木を焦がして絵を描くワークショップ。本格的な体験に加えて一回100円という破格な安さで大人気

sebone2018のウッドバーニングワークショップ

大橋夏実

”雨好き”の心をくすぐる造形物たち

sebone2018での大橋夏美作品

まちじゅう図書館プロジェクト

豊橋駅前は現在工事中の場所が多く、この矢印はそのガレキで描かれているとのこと

sebone2018でのまちじゅう図書館プロジェクト

窓から矢印の先を見ると、ダイナミックな工事現場が見られる

micarica「光のアート」

入りたくなる入口の見た目!

micarica光のアートsebone2018年

「点描アート展示」

まちにあるタイル壁にお客さんたちがシールを張っていってドット絵を作っていく企画

アートとまちが見事に融合していた

豊橋アートイベントsebone2018目玉企画点描アート

みずのうえビジターセンター

水上ビルの中腹にある、まちづくりイベントの拠点的な場所。ここにも作品展示があってワークショップが開催

sebone開催時のみずのうえビジターセンターの様子水の上ビジターセンター

堀川シンジとそのお仲間

昨年の『ええじゃないか豊橋音祭り』にも出ていたギターの堀川さん。味のある声色でじっくり聴きたい系アーティスト。あと、セッションしているお仲間の楽器が珍しすぎて何かの武器みたいだった

sebone2018年の堀川シンジ路上ライブ

Cellos Rhyme(チェロズライム)

今年も写真展会場がいきなりライブ会場に

sebone2018年のチェロズライムの演奏風景

 

PLAT会場

Dream Weaver 高校生プロジェクト「愛着のある言葉たち」

忘れものの多い自分からすると「かぎかった?」っていう言葉が怖すぎた

sebone2018年dreamwever高校生プロジェクト

強風が吹くとより映える

兼藤忍「源 in plat」

「割れるといけないから焼き物作品は触っちゃいけない」という美術展示の概念をひっくり返す「叩いて音を楽しめる焼き物」 形や大きさだけじゃなく素材そのものも違ったりするそうで、いろいろな質の音が鳴っていた

兼藤忍展示2018年sebone

 

開発ビル会場

園子温監督「クソ野郎と美しき世界」映画ロケ地×トークショー

開発ビルの2階部分の一室がエキセントリックな世界に

園子温監督「クソ野郎と美しき世界」映画ロケ地×トークショーsebone2018年

映画の世界の中に入れる展示も

 

 パフォーマンス参加

ライチと石ころ

「悪魔のミサ」の参加勧誘をする悪魔の三貴族が会場を徘徊

sebone2018話題作ライチと石ころ

 悪魔のミサ会場はこちら

お菓子を渡して懐柔したり

2018年seboneでの悪魔のミサパフォーマンス

音楽と寸劇の組み合わせたパフォーマンス。悪魔らしく豊橋市民をイジりしつつ、勝手に自滅したり

造形アーティストとしての「ライチと石ころ」の展示スペースもあり。この作品は実物よりやけに美化されてる気がするけど、こっちが真の姿なのかもしれない

 

 

 

 

 

 

2017年のsebone

今年も自分が出展していたため、時間を見つけて急ぎ足で各会場を回って鑑賞。気になった作品やパフォーマンスを抜粋してレビューしてみる

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三木令子と高校生プロジェクト「DreamWeaver」

大きな野外作品で糸を編んで木を作り上げた作品。真ん中の幹部分ががっしりしていて好き

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「お店をつくろう!(第12回)」

小学生がそれぞれつくった”お店”を並べることで”街”をつくる企画

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ステージは客席から見る以上に奥行きがあった。広い街を見下ろして歩くとちょっとした巨人気分

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 ぱおぱお「新聞アート」

新聞をセロテープでぐるぐる巻きにして形を作ってるみたい。表面の絶妙な”てかり”が魅惑的

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ざわのん「POP作品」

実際にセブンイレブンで働いている時に作っていた作品とのこと。今の段階では実際にある商品のPOPだけなんだけど、架空の商品、例えば「アボカド肉まん」とか「梨ステーキ」みたいなものを、まことしやかにPOPにしたらさらに面白い気がする

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チェロズ・ライム

チェロ演奏の二人組。昨年も演奏してたオリジナル曲は、もう覚えてしまった

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土偶太郎&まつはし

最初は夏真っ盛りな曲で始まって、だんだん夏が終わっていく系の曲を演奏で、切なくなるセットリスト

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あまのしんたろう「湖西クエスト」

昨年同様、水上ビル1階の元お総菜屋さんの空き部屋を使っての展示

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入口に「矢印」を設置したことで、お客さんは入りやすくなったみたい。大人も子どもも吸い込まれるように入ってくれた

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今回撮影に使った「湖西市の地図」も展示。観光用の地図だから、これを見て住宅エリアや産業エリアを歩くと”絶妙な道の迷い方”が出来て楽しかった思い出がある

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前半は静かに入って、徐々におふざけ気味のタイトルの写真になっていく構成

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中盤は写真のビジュアルからして変なものを配置。後半はカッコいい系や考えさせられる系の写真で締めた

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会場の真ん中には感想ノートと物販物

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Genevieve Harnett

古い部屋に光の玉が釣り下がって、写真の通りの美しさ

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Sou Matsuzawa

映像作品。石を積んだり崩したりしているうちに、二人の男性がダンスというか取っ組み合いをし、その裏では石の音が脈絡があるかどうかのタイミングで鳴っていた

瞬間的にはとても面白い作品けれど、映像時間の9割くらいは謎の日常シーン。お客さんはだいたいそこで帰ってしまうからもったいなく感じた

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 「えんとつ町のプペル展in豊橋」

重くて最後に明るい話かと思っていたら、イメージしてたよりさらに重めな話で驚いた

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2016年のsebone

昨年に続きseboneに参加。今回は水上ビル1階の元お総菜屋「松美屋」のスペースで展示

あまのしんたろう「タハラクエスト」

豊橋市の隣町である田原市の写真作品を展示。写真を5つのテーマにまとめて並べ、調査論文風のキャプションをつけた

今回の「sebone」は「愛知トリエンナーレ・豊橋会場」と被っていたので、来場者はかなり多かったみたい。展示会場の感想ノートを書いてくれる人や、話しかけてくれる人が多くて、いつになく大成功な手応えだった

Cellos Rhyme(チェロズライム)

sebone会場の様々な場所でゲリラ的にチェロの演奏をする二人組

 

 

 

 

 

 

2015年のsebone

この『第12回・sebone』が自分の初参加した回。第1回は2004年だったからこの時点ですでに豊橋アートの定番になりつつあった

あまのしんたろう「トヨハシクエスト」

豊橋市内で撮影した写真を、異世界的な青っぽいトーンでプリントした作品。それぞれの写真におもしろ系タイトルをつけて展示。結果的にかなりホラー寄りな仕上がりになった

展示場所は水上ビルエリアと豊橋駅を繋ぐ通路上にある芸術劇場PLAT(プラット)の2階通路部分の壁。横にとても長いスペースで、通路の割にライティングはとても明るくて展示しやすかった